23日■アフガンに派兵せず
外交通商部によると、政府は米国が要請していた韓国軍のアフガニスタンへの派兵は困難と判断、米側に応じられないと伝えた。軍隊は派遣しないものの、現地の警察の訓練要員の派遣は検討するとしている。しかし、警察の海外派遣は過去に例がないうえ、大規模な警察隊を送れば、国内の治安に影響するため、政府は慎重な姿勢をみせている。
22日■米の核専門家が訪朝
米国務省のソン・キム朝鮮部長を団長とする原子力専門チームが板門店を経て陸路で平壌入りした。北朝鮮の原子力総局や外務省関係者らと会い、核の申告と検証問題について話し合う。特に米国側は、プルトニウムの総量、核弾頭の個数、プルトニウム抽出に直結する寧辺原子炉など関連核施設の稼働日誌、核関連施設のリストなどを申告に盛り込むよう要請する方針だ。
21日■北朝鮮に資材を提供
統一部は、北朝鮮に鋼板など66億ウォン相当の資材を提供すると発表した。これは、核開発計画の申告と核施設の無能力化に対する見返りで、6カ国協議参加国は、北朝鮮に重油95万㌧相当のエネルギー・設備支援を行う約束になっている。この合意に基づき韓国は、すでに重油7万1000㌧相当を北朝鮮に提供済みだ。今回は、26日ごろに軽量レール5000㌧(44億ウォン)と鋼板2660㌧(22億ウォン)を仁川港と浦項港から積み出す。
20日■李大統領が初来日
李明博大統領が、就任後初めて金潤玉夫人と共に来日した。李大統領は都内のホテルで開かれた在日韓国人の歓迎式典で、「過去は忘れられないが、過去だけにこだわって今を、そして未来を生きられるのか。私は未来に向かい日本と手をつなぐ」と語り、日本と未来志向の関係を築いていく考えを強調した。また、北朝鮮の核問題について、「核を放棄することが北朝鮮を発展させる」と指摘し、「なにが(南北)7000万人の助けになるか、どうすれば統一を実現できるかを、南北が心を開き話さなければならない」と語った。
19日■韓米首脳会談で成果
青瓦台(大統領府)の李東官報道官は、李明博大統領とブッシュ大統領の韓米首脳会談について、「歴代大統領の訪米よりも総合的で充実した成果を上げ、ウィン・ウィンの結果に終わった」と高く評価した。具体的成果として李報道官は、21世紀の戦略同盟構築、韓米自由貿易協定(FTA)の早期批准促進、北朝鮮の核廃棄に向けた協力、韓国人に対する米国のビザ免除、在韓米軍の削減計画白紙化などを挙げた。
18日■金大中氏が米で講演
ポートランド市の招きで米国を訪れた金大中・元大統領が、ポートランド大学で講演し、「韓半島の緊張が緩和され、南北間の交流と協力が拡大しつつあり、遠からず6カ国協議が成功すれば、南北間の平和共存と交流がさらに発展するだろう」と述べた。また、金元大統領は、民主主義、市場経済、福祉、平和統一という4原則の下、過去60年余り続いた南北間の冷戦を終息させるため2000年6月に初の南北首脳会談を開き、和解と協力の道を開いたと強調した。
17日■李健熙会長を在宅起訴
サムスングループの不正疑惑を捜査してきた特別検事チームが、李健熙会長を背任や脱税など3つの容疑で在宅起訴した。さらに、玄明官・元秘書室長、李鶴洙副社長、柳錫烈・サムスンカード代表、金仁宙・戦略企画室社長、金洪基・元サムスンSDS代表、朴柱元・同米国法人社長、崔匡海・戦略企画室副社長、黄泰善・サムスン火災海上保険代表、金承彦・同専務の9人も背任容疑などで在宅起訴した。