26日■ワシントンで韓米外相会談
外交通商部の柳明桓長官が、4月中旬に予定されている李明博大統領の訪米と韓米首脳会談の調整のため5日間の日程で米国を訪問、ワシントンでライス国務長官と昼食を共にしながら会談した。新政権発足後初となる韓米外相会談では、韓米首脳会談の議題について協議したほか、北朝鮮の核問題、韓米自由貿易協定(FTA)の批准、韓国人に対する米国のビザ免除などについて意見を交換した。
25日■総選挙の立候補者受け付け
4月9日に行われる第18代国会議員選挙の立候補者受け付けが2日間の日程で始まった。中央選挙管理委員会によると、主要4党(ハンナラ党、統合民主党、自由先進党、民主労働党)とミニ政党の公認候補、無所属を合わせ地域区(小選挙区)と比例区に約1300人が立候補、競争率は5倍を超えた。各候補は27日から本格的な選挙運動を開始した。中央選管は、候補者のプロフィールや公約をウェブサイトで紹介する。
24日■李国会副議長が出馬
李明博大統領の実兄で、国会副議長の李相得氏が、ハンナラ党の一部で提起されている総選挙への出馬辞退要求に対し、「出馬は当然のことであり、辞退しない」と言明、立候補する意思を表明した。李副議長は、地元の浦項市で会見し、「中央の政治よりも浦項地域が大切だ。地域発展のために出馬する考えに変わりはない」と強調した。
23日■ハンナラ党代表が不出馬
ハンナラ党の姜在渉代表が緊急会見し、「国民が願う政権交代の仕上げとなる総選挙に勝利するため、総選挙には立候補しない」と述べ、出馬しない意向を明らかにした。ハンナラ党は、公認候補の選出をめぐって朴槿恵・元代表派と李明博大統領派の対立が激化し、党分裂の危機に陥っており、姜代表は、「不出馬は、公認が間違っていたということではなく、党を団結させる道だと確信したためだ」と強調した。
22日■金大中氏が米国訪問へ
金大中元大統領が4月15日から25日まで、李姫鎬夫人とともに米ポートランド市を訪問する。ポートランド市とポートランド大学、ハーバード大学の招きによるもので、ポートランド大学、ハーバード大学などで韓半島情勢と北東アジアの平和をテーマに講演するほか、地元の財界人らと交流する予定だ。ポートランド大学は、4月18日を「金大中の日」とすることを決定した。
21日■韓中外相が北京で会談
外交通商部の柳明桓長官が中国を訪れ、北京の釣魚台で楊潔チ外相と会談した。柳長官は、北朝鮮核問題など両国の懸案事項について意見を交わし、6カ国協議を早期に再開するため韓中が最善を尽くすことで一致した。また、中国に進出している韓国企業らが、最近の中国政府の経済政策の変化で困難に陥っている問題にふれ、中国側に支援を要請した。
20日■北が対アフリカ外交
AFP通信によると、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長が、ナミビア、アンゴラ、ウガンダ、コンゴ(旧ザイール)のアフリカ4カ国歴訪に出発した。訪問団は総勢24人で、朴義春外相、李竜男貿易相、崔昌植保健相、李景植農業相らの閣僚も加わっている。最初の訪問国ナミビアで金委員長はポハンバ大統領と会談し、医療・科学技術分野での交流などに関する協定を締結した。今回の歴訪は、アフリカとの交流促進によって経済難を打開するのがねらい。