23日■次期駐韓米大使が決定
米ホワイトハウスは、ブッシュ大統領が次期駐韓米大使にキャサリン・スティーブンス国務省東アジア担当首席顧問を指名したと発表した。スティーブンス顧問は、生え抜きの外交官で、1978年に国務省に入省、駐韓米大使館や釜山総領事館に勤務した経験があり、韓国事情に精通した知韓派として知られている。今後、米上院外交委員会の聴聞会を経て正式に駐韓大使に任命される。
22日■ブッシュ米大統領に親書
李明博次期大統領の特使としてワシントンを訪問したハンナラ党の鄭夢準議員は、ホワイトハウスにブッシュ米大統領を訪ね、韓米同盟をさらに強化する意思を盛り込んだ李次期大統領の親書を手渡した。鄭特使とブッシュ大統領は、李次期大統領の訪米日程や韓米同盟、韓米自由貿易協定(FTA)の批准問題などについて意見を交わし、韓米関係の強化が重要だという認識で一致した。
21日■北が南北対話の延期通告
統一部によると、北朝鮮が22日から開城で開かれる予定だった南北経済協力共同委員会の鉄道協力作業部会の会合を延期したいと通告してきた。北朝鮮側は、板門店連絡官を通じて、準備が間に合わず、会合を先送りしたいと伝えてきたという。今回の鉄道作業部会では、開城~新義州間の鉄道改修・補修の範囲と推進方法、鉄道の共同利用に向けた実務的問題、鉄道による北京五輪南北応援団の派遣問題などを話し合う予定だった。
20日■李特使がロシアを訪問
李明博次期大統領の側近として知られるハンナラ党の李在五議員が、李次期大統領の特使としてロシアを訪問した。李特使は、プリホドコ大統領補佐官(外交政策担当)と会い、韓国とロシアの関係強化や北朝鮮の核問題解決に協力を求める李次期大統領の親書を手渡した。またラブロフ外相、ジューコフ副首相らとも会談し、韓露の経済協力強化などを要請した。
19日■国連人権報告官が訪韓
外交通商部によると、国連のムンタボーン北朝鮮人権特別報告官が、資料収集のため韓国を訪れた。同報告官は6日間滞在し、外交通商部や統一部、非政府組織(NGO)関係者、駐韓大使館関係者らと面談して北朝鮮の人権に関する資料を収集するとともに、脱北者の施設であるハナ院を訪問し、脱北者から直接話を聞く。収集した情報をもとに北朝鮮人権報告書をまとめ、国連人権理事会と国連総会に提出する。
18日■李特使が小沢代表と会談
李明博次期大統領の特使として来日した李相得国会副議長が、民主党本部を訪問し、小沢一郎代表と約30分間会談した。李特使が、在日韓国人への地方参政権の付与問題について「実現に向け民主党がリードしてほしい」と要請したのに対し、小沢代表は、「個人的にも賛成で、早くやるべきだと考えている。党内での議論をまとめて実現していきたい」と協力を約束した。民主党は「永住外国人選挙権付与法案」を通常国会に上程するため、今月にも党内に議員連盟を立ち上げる。
17日■胡錦涛国家主席に親書
李明博次期大統領の特使としてハンナラ党の朴槿惠前代表が中国を訪問、人民大会堂で胡錦涛国家主席と会談し、李次期大統領の親書を手渡した。胡主席は、「2005年5月に朴特使がハンナラ党代表団を率い北京を訪れて以来、3年ぶりに北京で再会できてとてもうれしい」と歓迎の意を表明、韓中関係の発展を重視する考えを示した。親書で李次期大統領は、「韓半島と北東アジアの平和と繁栄のために韓中両国が緊密に協力していくことを願う」と述べた。