18日■韓国・EU首脳会談推進
柳明桓・外交通商部長官は、今年の早い時期に韓国・欧州連合(EU)首脳会談の開催を検討中であることを明らかにした。柳長官がEUの上半期議長国であるチェコを訪問するか、7月に下半期議長国のスウェーデンを訪問する計画だ。また、EUとの自由貿易協定(FTA)については、3月下旬の韓国・EU通商担当相会合で交渉を終了して来年1月から発効できるよう努力すると述べた。
17日■全方位統合防衛態勢を確認
政府は李明博大統領の就任後初めて統合防衛中央会議を開き、「全方位統合防衛態勢」の確立を改めて確認した。今後の課題として、国民安保力の拡充、敵の侵入と局地挑発への対応確立、超国家的・非軍事的脅威への備え、官民軍統合防衛態勢の確立を挙げた。2005年から昨年までは首相主宰で開催されているが、大統領による主宰は5年ぶり。
16日■金正日総書記、67歳に
北朝鮮の金正日総書記が67歳の誕生日を迎え、平壌など各地で祝賀行事が行われた。金総書記の誕生日は「民族の名節」として休日となり、平壌市内には金総書記の健康を祈るポスターが張り出されるなど、祝賀ムード一色となった。また、白頭山で誕生日を祝う花火が打ち上げられた。朝鮮中央通信によると、前日に「2・16慶祝中央報告大会」が平壌で開かれ、北朝鮮ナンバー2の金永南・最高人民会議常任委員長が金総書記をたたえる演説を行った。
15日■軍が北朝鮮ミサイル探知へ
韓国軍当局が2006年から3000億ウォンを投じて、北朝鮮のミサイルを独自に探知・迎撃する任務を担う「弾道誘導弾作戦統制所」を12年までに構築する。作戦統制所は平時に北朝鮮のミサイル施設を24時間体制で監視する。有事には第3軍司令部「対火力戦遂行本部」と連携し、「スカッドB」「スカッドC」(射程300~500㌔㍍)や「ノドン」(1000㌔)などへの探知・迎撃任務を遂行する。
14日■米ミサイル監視機沖縄配備
米軍が北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備を受け、電子偵察機「RC135S」(コブラボール)を沖縄・嘉手納基地に展開させたことが分かった。コブラボールは赤外線センサーでミサイルを追尾し、ミサイルの電波情報などから弾道や性能を分析する。発射地点や着弾予測地点も特定できる。米軍保有のコブラボール全3機のうち2機が沖縄に配備されたことになる。
13日■北の海岸砲訓練が増加
北朝鮮が北方限界線(NLL)付近の海州と甕津(オンジン)半島地域に配置した海岸砲の訓練回数を増やしたことが分かった。韓国軍も北朝鮮の奇襲攻撃を想定し、黄海の島しょにK9自走砲や地対空ミサイルなどの補強戦力を増強する案を検討している。北朝鮮は黄海沿岸の主要基地に射程20㌔㍍に達する76㍉と100㍉の海岸砲を海州付近に100門以上配置している。また、射程83~95㌔㍍の地対艦ミサイルもNLL付近の海岸に配備している。
12日■李大統領の支持率36・7%
李明博大統領の国政遂行能力に関する世論調査で「肯定的」とする回答が36・7%だったのに対し、「否定的」が54・0%に達した。この調査は、リサーチ・アンド・リサーチが全国19歳以上の男女800人に行ったもの。ただし、対北朝鮮政策については、賛成(64・8%)が反対(27・6%)を大きく上回った。政党支持率は与党ハンナラ党が37・1%で1位、以下、民主党(16・8%)、民主労働党(5・7%)などの順となった。