19日■現代と北朝鮮の合意に見解
外交通商部は現代グループと北朝鮮・朝鮮アジア太平洋平和委員会が金剛山観光の再開と開城工業団地の活性化に合意したことについて、国連安全保障理事会の決議1874に抵触しないとの一次判断を下した。この合意は民間レベルでのもので、政府の最終立場はまとまっていないが、現時点では国連安保理決議内容の制裁事項に該当するものではないとの見解を明らかにした。
18日■李大統領と国連総長が会談
李明博大統領は、休暇で放韓中の潘基文・国連事務総長と青瓦台(大統領府)で会談し、北朝鮮核問題の解決に向けた国際社会の協調策のほか、気候変動とグリーン成長、世界経済危機などについて語り合った。李大統領は、光復節、北朝鮮との対話の意志を表明し、潘事務総長も、先月29日、必要に応じ平壌を訪問することが可能だと話しており、両者は北朝鮮問題への対応について詳細に話し合ったと見られる。
17日■サイバー攻撃防御訓練実施
軍保安当局は、最近、高度の技術によるハッキングが増えていることから、韓米合同軍事演習期間中にサイバー攻撃防御訓練を実施する。軍内部の不純勢力が軍のパソコンに攻撃用プログラムを感染させ、これをもとに分散サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)を加え国防電算網を無力化させるというシナリオで行われる。韓国軍はウェブサイトと国防電算網を運用しているが、内部電算網がDDoS攻撃にさらされる可能性があると指摘されている。
16日■韓米軍事演習に警戒命令
朝鮮人民軍の最高司令部は、韓米合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン(UFG)」が開始したことを受け、全軍、全国民に対し特別警戒態勢に入るよう命じた。最高司令部はUFGについて、「北朝鮮を奇襲攻撃するための侵略戦争演習」と指摘、朝鮮人民軍の陸海空軍部隊や朝鮮人民警備隊、民間防衛組織の労農赤衛隊などに対して、領土や領空、領海を侵犯する敵対行為に反撃するよう命令した。
15日■選挙制度改革を提案
李明博大統領は、第64周年光復節慶祝式で、地域感情の解消と生産的な政治文化を構築するため、選挙制度と行政区域の改革を提案した。李大統領は、「現行の選挙制度では地域主義から脱することはできない。選挙回数を減らし、合理的に調整するための論議を行うべきだ」と語った。また、北朝鮮が非核化と在来式兵器の削減に向けた対話に臨む場合は、対話の進展に応じて段階的に北朝鮮住民の生活の質を向上させる「韓半島新平和構想」を明らかにした。
14日■全斗煥元大統領が見舞い
全斗煥元大統領が、延世大学セブランス病院に入院中の金大中元大統領を見舞った。金元大統領の病室に到着した全元大統領は、李姫鎬夫人の手を取り慰労した。金元大統領は1980年の光州事件を陰で操った疑いで、全斗煥新軍部から死刑を宣告された。しかし、全元大統領が1996年に粛軍クーデターや光州事件との関連で死刑宣告を受けると、「前職大統領の不幸な歴史を繰り返してはならない」と、当時の金泳三大統領に特赦を進言した経緯がある。
13日■対潜ミサイルを実戦配備へ
国防部は、国内技術で開発した対潜ミサイル「ホンサンオ(紅鮫)」60~70基を2012年までに実戦配備することを決めた。ホンサンオは、水上艦から発射され、動力飛行する艦載用対潜ミサイルで、駆逐艦などに搭載する。防衛事業庁と国防科学研究所が1000億ウォンを投じ、9年かけて今年6月に開発を終えた。韓国軍は12年までの第1次量産期間に1800億ウォンを投じ、ホンサンオと垂直発射台を生産する。