2日■京畿道が対北食糧支援再開
京畿道が北朝鮮に対する食糧支援を2年ぶりに再開した。京畿道は、5月に訪朝した民間団体「わが民族助け合い運動」の要請を受け、昨年予算を組んだ事業費10億ウォンを提供した。助け合い運動はこれに募金などを足し中国からトウモロコシ4200㌧を購入、北朝鮮に届けた。同団体は、今回を含め年末までに総額40億ウォン相当のトウモロコシを支援する計画だ。京畿道は年度予算で対北朝鮮事業費として60億ウォンを確保しており、食糧支援を機に事業を活発化させる方針だ。
1日■南北陸路往来が正常化
統一部は、北朝鮮が昨年12月から一方的に行っていた南北間陸路通行制限を8月下旬に解除したことを受け、陸路による往来がこの日から正常化したと発表した。韓国企業が進出している同工業団地に至る京義線の陸路通行は1日当たり6回から23回に、金剛山に向う東海線も週2回から1日4回に回復した。また、通行時間帯別の人員・車両数制限(250人・150台)と、工業団地の常時滞在資格所持者数制限(880人)も廃止された。
31日■韓国とアルゼンチン外相会談
外交通商部の柳明桓長官とアルゼンチンのタイアナ外相がソウルで会談し、両国の協力拡大、経済・通商協力や国際社会における協力の強化、韓半島や中南米情勢などについて話し合った。また、両国間の刑事司法共助条約に署名した。条約発効後、両国は刑事事件と関連した情報、書類、証拠物の提供、捜索協力などをする一方、司法協力を拒んだり、その履行を延期する場合は、正当な事由を迅速に通知する。
30日■自由先進党代表が離党宣言
自由先進党の沈大平代表が緊急会見を開き、離党を宣言するとともに、次期首相に指名されても拒否する考えを示した。沈代表は、離党の理由について、「独善的な党運営で党の支持率を2%台に落とした李会昌総裁とは共に歩めない」と説明した。また、青瓦台(大統領府)が自身を次期首相候補として検討していることについて「受け入れることができない」と述べた。
29日■政府専用機を来年導入
韓国政府は、大統領をはじめ首相や閣僚が利用する政府専用機を来年8月から4年間、国内航空会社から借り受けることを決めた。現在使用している大統領専用機は25年前に導入したもので老朽化が激しいうえ、海外歴訪のたびに大型航空機を借りる場合は、その度に改造費用がかかるためだ。4年間のチャーター費用は推定1157億ウォンと推定される。
28日■離散家族再会で合意
韓国と北朝鮮は南北赤十字会談で、離散家族の再会を9月26日から10月1日まで、北朝鮮の金剛山で行うことで合意した。これで2007年10月から中断されていた南北離散家族再会が2年ぶりに再開される。今月26~28日に韓国側離散家族訪問団100人が金剛山を訪れ、北朝鮮側家族約200人と会い、翌29日から10月1日までは北朝鮮側離散家族訪問団100人が約450人の韓国側家族と会う。1人当たり最大5人まで面会できる。
27日■韓米軍事演習が終了
8月17日から始まった韓米合同軍事演習「乙支フリーダム・ガーディアン」(UFG)が終了した。昨年に続き韓国軍が作戦を主導し、米軍が支援する形式で進められ、今回は3年後の戦時作戦統制権の韓国移譲に備え、連合防衛体制「作戦計画5027」に代わる新たな共同作戦計画が適用された。韓国軍5万6000人と海外駐留米軍1万人が参加し、コンピュータ・シュミレーションを使って訓練を行った。