30日■ロボットフォーラム発足
知識経済部は、ソウル市内でロボット産業の市場創出と技術開発問題を話し合う産官学合同の論議機関「ロボット融合フォーラム」の創立総会を開いた。知識経済部など10の官庁と、現代重工業、サムスン電子、LG電子など大企業、ロボット専門企業、韓国科学技術研究院、国防科学研究所などの研究機関などが参加。140人の専門家が今後10年間のロボット製品とサービスのロードマップを作り、市場創出に向けた融合案を話し合う。
29日■韓中外相が連携確認
外交通商部の柳明桓長官が中国の楊潔篪外相と中国・上海で会談し、北朝鮮の核問題の解決に向けた李明博大統領の「グランドバーゲン(包括的交渉)」構想を説明した。両外相は今後、具体的な内容について協議を続けることを確認した。また、北朝鮮の核保有を容認しないとの立場を再確認した。また、北朝鮮に対する対話の門戸を開き、北朝鮮を6カ国協議に早期に復帰させるための外交的努力を尽くしていくことで合意した。
28日■韓日中3カ国外相が会談
外交通商部の柳明桓長官が中国・上海市内のホテルで、日本の岡田克也外相、中国の楊潔篪外相と会談し、韓日中3カ国が未来志向的な観点で「包括的協力パートナー関係」を持続的に深めていくことで合意した。3カ国は共同発表文を通じ、「戦略的な相互信頼の構築、協力レベルの深化と向上、社会・文化・人的交流の持続、東アジアの平和・繁栄のための協力事業を提案する」と明らかにした。3回目となる韓日中首脳会談を、来年、韓国で開催することも決めた。
27日■国際多文化学校設立を推進
市民団体の「国際多文化学校設立準備委員会」は、多文化家庭の児童に小学校の教育課程を無償で教える「国際多文化学校」を首都圏に建設する計画を発表した。金聖二・元保健福祉部長官と申相珍・ハンナラ党議員が共同代表を務める準備委員会は、2011年の開校をめざし、生徒350人を収容できる校舎や寮、運動場、体育館などを建てる計画だ。建設費用は約50億ウォン。関係機関や個人の寄付を募る。
26日■「先制打撃可能」発言を非難
北朝鮮の労働新聞は、韓国国防部の金泰栄長官が国会の人事聴聞会で、北朝鮮が核を使用する前に先制打撃が可能だと発言したことに対し、「極めて厳重な挑発だ」と非難した。北朝鮮メディアが、金長官の就任(24日)後に非難したのは初めて。金長官は18日の人事聴聞会で、北朝鮮が核を使用する前に打撃が可能かと質問したハンナラ党議員に対し、「韓米連合能力で十分だ」と答弁していた。
25日■改正憲法に最高指導者明記
北朝鮮が今年4月、最高人民会議で改正憲法を採択し、国防委員会委員長を「国の最高領導者(指導者)」と明記していたことが明らかになった。これで、国防委員長である金正日総書記が憲法上でも最高指導者と規定された。また、「共産主義」という用語も削除され、金総書記の軍事優先の指導理念「先軍思想」が、故金日成主席の「主体思想」とともに国家の「指導的指針」と位置づけられた。国防委員長関連の条文が新設されたため、条文の数は172に増えた。
24日■IAMU次期議長に選出
韓国海洋大学の呉巨敦総長が、世界の海洋・海運人材養成機関からなる国際海事大学連合(IAMU)の次期議長に選出された。呉総長は、ロシア・サンクトペテルブルクで開かれたIAMU定期総会で、満場一致で任期2年の次期議長に選ばれた。来年4月に議長に就任する。また、来年9月に開かれる定期総会の開催地も同大学に決まった。2000年に設立されたIAMUは、世界28カ国・53大学が加盟する連合体。