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2010/02/12

<週間ダイジェスト>2月4日~2月10日

10日■ハイチPKO先発隊が出発

 ハイチ大地震の復興・再建を支援する国連平和維持活動(PKO)に加わる韓国再建支援団の先発隊30人が現地に向けて出発した。先発隊は工兵と通信兵が主体で、韓国軍が駐留するレオガン地域で駐留地編成任務を行う。これに合わせ、主要な装備と物資を積んだ1200㌧級のチャーター貨物船も釜山港を出航した。来月12日ごろに首都ポルトープランスの港に到着する。本隊240人は27日ごろ、チャーター機でハイチに向かう予定だ。

9日■現行法で世宗市建設を推進

 鄭雲燦国務総理は、世宗市特別法改正案が4月までに国会で成立しなければ原案の推進を検討すると答弁した。また、世宗市の発展案を盛り込んだ法案の処理が遅れると、企業が投資のタイミングを逃すなどの問題が生じるため、法が改正されるまでは現行法に沿って都市建設工事を進めると述べた。政府は盧武鉉政権でまとめた首都機能移転を軸とする世宗市計画案を白紙化し、科学ビジネスベルト造成などを盛り込んだ修正案を国会に提出している。

8日■南北協議、合意なく終了

 韓国と北朝鮮は金剛山と開城の観光事業再開に関する実務協議を19カ月ぶりに開城工業団地内で約1時間50分間行ったが、合意に至らず終了した。韓国側は、2008年7月に起きた北朝鮮兵士による韓国人観光客射殺事件の真相糾明と再発防止、観光客の安全確保を求めたが、北朝鮮側は「すでに解決された」との立場を繰り返し、早期の観光再開が必要だと述べた。

7日■国連特使が訪朝前に訪韓

 潘基文国連事務総長の特使として9日から訪朝するパスコー事務次長(政治局長)が、韓国に立ち寄った。パスコー事務次長は外交通商部で6カ国協議韓国首席代表の魏聖洛・韓半島平和交渉本部長や柳明桓・外交通商部長官らと会談。北朝鮮の核問題を含む懸案事項や韓国・国連の協力関係などについて意見を交わした。パスコー事務次長は9日に中国・北京経由で北朝鮮入りし、朴義春外相ら高官に会う予定だ。

6日■北朝鮮がスローガン発表

 朝鮮労働党中央委員会と中央軍事委員会が党創建65周年(10月10日)を前に「強盛大国」建設に向けた「総進軍」を促す約240件の共同スローガンを発表した。スローガンは▽故金日成主席への忠誠▽金正日総書記への団結▽精神力の強調▽人民生活の向上▽経済4大先行部門の強化▽経済管理の改善▽科学発展▽社会生活の向上▽軍の強化▽国防工業の発展▽党と政権の役割強化▽祖国統一などの分野に分けて提示した。北朝鮮のスローガン発表は今回で13回目。

5日■鄭東泳議員が民主党に復党

 昨年4月、再・補欠選挙の党公認候補から外されたことに反発して民主党を離党した無所属の鄭東泳議員が10カ月ぶりに復党することになった。民主党の党員資格審査委員会がこの日、鄭議員の復党申請の受け入れを決めた。民主党内で一大勢力を誇る鄭議員の復党により、丁世均党代表や386(若手世代)グループが主導権を握る党内勢力図に変化が起こると見られている。鄭議員側は、「白衣従軍(平民の身分で従軍すること)」の姿勢で献身すると語った。

4日■韓国海軍がタイで上陸訓練

 韓国海軍と海兵隊がタイの海岸で米国やタイ軍など6カ国の部隊と合同軍事演習「コブラゴールド」の連合上陸訓練を行った。韓国海軍と海兵隊所属の将兵332人と、2600㌧級の韓国製上陸艦「聖人峰」と上陸突撃装甲車(KAAV)8台を投入。連合軍は実戦並みの空中突撃や上陸突撃などで目標地域を迅速に奪取する上陸作戦を行った。韓国の地上軍正規部隊が海外で大規模な連合上陸訓練を実施したのは、今回が初めて。