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2010/02/26

<週間ダイジェスト>2月18日~2月24日

24日■デザイン都市サミット閉幕

 世界17カ国31都市の市長と代表が参加した世界デザイン都市サミットが「ソウル宣言」を採択し閉幕した。31都市は、「世界が一つの経済圏となり、人間と自然が共存する社会に変わるなか、全都市がデザインを通じた都市発展の経験を共有し、幸福な都市を造る」と宣言した。また来年からサミットを2年ごとに開催することでも合意した。ソウル市は会議事務局として「ソウルデザイン研究所」を設立する。

23日■北で穀物125万㌧不足

 北朝鮮は昨年11月から今年10月まで125万㌧の穀物不足が見込まれるとボイス・オブ・アメリカ(VOA)が国連食糧農業機関(FAO)の報告書を引用して報じた。北朝鮮は今年1月から3カ月間で購入分1万㌧と人道主義的支援分9万1000㌧の合計10万1000㌧の穀物を確保したが、これは不足分全体の8%にすぎない。また昨年11月末のデノミ(通貨呼称単位の変更)以降、物価が大きく上がっていると伝えた。

22日■70年代の外交文書を公開

 韓国政府は、1972年~80年の外交文書(約18万㌻)を公開した。文書では、カーター米大統領が推進していた在韓米軍撤退をめぐり米韓関係が冷却化していた79年、韓国政府が米側と協議を重ね、北の脅威を理由に撤退中止を求めていた実態が明らかになった。また、韓国戦争の終結に向けた平和条約交渉に関してカーター大統領が同年、「韓国をのぞいた米国と北朝鮮の会談には同意しない」との親書を朴正熙大統領に送っていたことなどもわかった。

21日■外奎章閣図書の貸与要請

 韓国政府がフランス政府に対し外奎章閣図書の永久貸与を要請する方針を決め、来月中に外交文書をフランス側に伝える。外奎章閣は、朝鮮時代に王室関連の文書・図書を保管した図書館。韓国軍のキリスト教徒弾圧・処刑に対しフランス艦隊が江華島を侵略した丙寅洋擾(1866年)の際、蔵書の一部がフランスに持ち去られた。フランスから図書の貸与を受け、4年ごとに貸与を延長する無期限貸与を求める方針だ。

20日■北朝鮮情報のデータ化推進

 統一部は、北朝鮮関連情報を統合的に管理するデータベースを構築する。統一部によると、年内に北朝鮮の産業、人文、地理、人物など各分野の情報を包括するデータベース構築作業に着手する。年末までにシステム設計を完了し、来年はデータベース構築作業を進め、2012年からシステムを本格的に稼働させる。国民に公開可能な情報は電子冊子を通じ公開する。統一部は1700万件の文書と写真、26万の動画と録音資料などを保有している。

19日■アフガン派遣同意案が可決

 アフガニスタンへの韓国軍部隊派遣に関する同意案が、国会国防委員会の全体会議で可決され、本会議に上程された。同意案は、2010年7月1日から12年12月31日までアフガン・パルワン州に派遣する内容だ。同意案は25日の本会議で処理される予定。ただし、野党・民主党議員は、審議が拙速であるとし、採決を前に退場した。

18日■豆満江付近で強震発生

 午前10時13分ごろ、ロシアと北朝鮮の国境からロシア側に約21㌔の地点で、マグニチュード6・9の強い地震が発生した。韓国気象庁は米国地質調査所(USGS)の観測資料をもとに、「震源地は北緯42・7度、東経130・9度、地下562・5㌔と推定される」と発表した。震源が深かったため体感震度は2程度で、北朝鮮での被害は皆無だったとみられている。この一帯ではマグニチュード6以上の地震が2年に1回の割合で発生しているという。