17日■北朝鮮がミサイル1000基保有
韓国国防部の金泰栄長官はソウル市内で講演し、北朝鮮がスカッドやノドンなどの中・短距離弾道ミサイルを1000基余り保有していると明らかにした。韓米当局は、2008年時点でミサイル数について約800基と推測しており、その後2年間で200基余り増えたことになる。核開発については、「30㌔~40㌔㌘のプルトニウムを確保しており、高濃縮ウラン(HEU)型の核開発を進めている」と指摘した。
16日■世宗市法改正案を閣議決定
韓国政府は閣議で、世宗市計画修正関連5法案を議決した。修正案は政府が1月11日に発表したもので、今回、政府立法の形で閣議を通過した。李明博大統領の裁可を経て、今月末ごろ国会に提出される。改正案は、中央官庁の世宗市移転を白紙化し、その代わりに科学・教育・産業が融合・複合する教育・科学中心経済都市を造成するというもの。教育・科学分野への投資として、支出上限の8兆5000億ウォンを超える予算を計上している。
15日■海外公館を特別点検
韓国国務総理室が海外公館に対し大規模な監査を実施した。総理室が海外公館を対象に監査形式の特別点検を行うのは、現政権では初めて。総理室は先月23日から今月12日まで、アジアと米州の17公館に対して▽成果管理▽大統領指示事項の履行▽全部署の評価業務の進行▽公館と本部の有機的な業務協力▽国政課題の遂行――などについて点検作業を行った。G20(主要20カ国・地域)首脳会議関連業務と在外国民の選挙に関する準備事項に重点を置いた。
14日■アフガン再建代表が決定
アフガニスタンに派遣される地方再建チーム(PRT)の代表として、元オーストリア大使館参事の権熙石氏が内定した。PRTの軍関係の指揮は大領(大佐に相当)級の軍関係者が行うが、PRT全体の代表は外交官が務める。権元参事はソマリア、ユーゴ、レバノンなどでの勤務経験があり、国連平和維持軍(PKO)業務に詳しい。韓国PRTは医療、建設などを担当する民間人100人と、兵力350人で構成される。
13日■外国人の青瓦台見学を再開
青瓦台(大統領府)が新型インフルエンザの流行を受け昨年9月1日から中断している外国人の見学を今月18日から再開する方針を決め、見学申し込みの受付を始めたことが明らかになった。外国人とともに中断されていた18歳以下の青少年(乳幼児含む)の見学は1月中旬に再開されている。ただ、新型インフルエンザ流行の可能性は消えていないため、見学者と職員には手指洗浄剤の使用を勧める方針だ。
12日■国連総会議長と会談
李明博大統領は、韓国を訪問中のトレキ第64回国連総会議長と青瓦台(大統領府)で会談し、気候変動への対応などについて意見を交わした。李大統領は、「韓国政府が今後、国際社会における役割と寄与をさらに拡大するなかで国連と緊密に協力することを希望する」と語った。トレキ議長は、11月のG20(主要20カ国・地域)首脳会議の成功を祈るとしながら、国際懸案に対する論議で韓国と協力すると述べた。
11日■韓国・デンマーク首脳会談
李明博大統領は、訪韓中のデンマークのラスムセン首相と青瓦台(大統領府)で会談した。1959年の国交樹立後、両国関係が各分野で持続的に発展していることを肯定的に評価するとともに、再生可能エネルギー、気候変動への対応、生命科学などを含むグリーン成長分野での協力を強めることで合意した。また、IT(情報技術)、BT(生命工学)、製薬の分野などでも緊密に協力することを確認した。