26日■北が南北交流凍結を通知
北朝鮮が開城工業団地内の南北経済協力協議事務所に駐在している職員8人の追放を韓国側に通知した。統一部によると、北朝鮮は正午までに事務所の関係者らが全員撤収するよう要求した。一方、北朝鮮は朝鮮赤十字会名義で、板門店・赤十字連絡事務所の事業を中断し通信ラインを遮断すると通知した。また、韓国海運当局あてに通信ラインの遮断を通知した。
25日■地方政府サミット開催
北東アジア地域間の経済協力案を模索する第15回北東アジア地域国際交流・協力地方政府サミットが江原道・平昌で開催された。サミットは「広域図們江開発計画(GTI)と連携した北東アジア地域間経済協力案」をテーマに本会議および、美術作品展示会などが行われた。また、各地域の実務者が出席する経済人協議会や環境協議会、マスコミ代表者会議なども開かれた。江原道は東海岸を経済自由区域に指定する。
24日■哨戒艦で談話発表
李明博大統領は哨戒艦が北朝鮮の魚雷攻撃で沈没したと断定した調査結果を踏まえ談話を発表した。攻撃を「軍事的挑発」と断じ、韓国領海内の船舶の航行禁止や南北交流の中断などの制裁措置を即座にとると表明した。大統領談話を受け、外交通商省などは具体的な対応や制裁措置を発表した。北朝鮮への貨物検査実施、弾道ミサイル廃棄などを求めた既存の国連安保理決議の厳格履行などを盛り込んだ。
23日■盧前大統領の1周忌
故盧武鉉・前大統領の1周忌を迎え、慶尚南道・金海のポンハ集落で追悼式が営まれた。式には、権良淑夫人、長男の盧建昊氏ら遺族と、民主党の丁世均代表、ハンナラ党の金武星・院内代表ら与野党代表、孟亨奎・行政安全部長官ら政府代表、韓明淑・元首相、李海瓚・元首相ら前政権関係者が出席した。李元首相は追悼辞で「大統領は正義の人、盧武鉉、人間的な人、盧武鉉だった」と振り返った。また、市民の寄付で造成された墓域の完工式も行われた。
22日■崔長官がモスクワで講演
崔炅煥・知識経済部長官が、モスクワで開かれた韓国・ロシア修好20周年記念の経済協力拡大フォーラムで講演し、「天然資源が多く基礎科学分野が発達しているロシアと、人材と資本が豊富な韓国との経済協力展望は非常に明るい」と語った。フォーラムは、韓国貿易協会とロシア連邦商工会議所、韓ロ民間経済協力委員会が共同で開催。両国は、年末までに各20社が参加する常任委員会を構成するほか、風力発電事業に関する合弁会社を設立することで合意した。
21日■外交アカデミーを設置へ
韓国政府は2013年から外交官試験を廃止して、その代わりに1年制の非学委課程「外交アカデミー」を設置し、毎年、卒業者50人を外交官として選抜する新しい充員方式を確定した。政府は毎年、大卒者を対象に外交アカデミーの入学生55人を選び、年間3学期の全課程を英語で教育した後、5人を脱落させ、残る50人を5級外務公務員として採用する方針だ。
20日■北製魚雷の水中爆発で沈没
韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件について、民間・軍合同調査団は「高性能爆薬250㌔規模の大型魚雷による水中爆発」が原因とし、「魚雷は北朝鮮の小型潜水艦から発射されたとしか説明できない」と発表した。調査団の尹徳竜・共同団長によると、15日に現場周辺で回収されたスクリュー、モーター、操縦装置が、北朝鮮の輸出用兵器紹介冊子記載の「CHT‐02D」魚雷の設計図と正確に一致。直径は21インチで重さは1・7㌧。後方内側には、「1番」というハングル表記もある。