27日■離散家族再会定例化「不発」
南北は26、27日に北の開城で赤十字会談を行い、離散家族再会の定例化など人道問題を協議したが、合意には至らなかった。ただ、再会定例化や北朝鮮側が要求したコメと肥料の支援について、11月25日に再度赤十字会談を開き、協議を続けることで一致した。北側代表団は、再会の定例化と離散家族問題に対し、コメや肥料を提供すれば解決していけると言及、離散家族問題と人道支援を関連付ける態度を示している。
26日■「企業と政府、競争力強化へ」
李明博大統領は、韓国のように対外依存度が高い国は新たな競争力を持つため、企業が努力し、政府ができる規制緩和のような業務をさらに強化すべきだとの考えを示した。青瓦台で主宰した国家競争力強化委員会で述べたもの。来年は7月に欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)が暫定発効し、さまざまな環境が変わるほか、ソウルで来月開催されるG20(主要20カ国・地域)首脳会合(金融サミット)終了後は世界の新たな金融秩序、公正な取引に向けた国際間の規制が設けられると述べた。
25日■政府、中国と「6カ国」で協議
8月末に中国の武大偉・朝鮮半島問題特別代表が訪韓した際、政府が中国側の提案を受け北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の定例化を議論していたことがわかった。外交通商部によると、武特別代表が6カ国協議の定例化を協議参加国に提案したとする報道と関連し、「協議が再開された場合、協議を強化する案のひとつとして会合を定例化する必要があるとの趣旨で、意見を交換したと理解している」と述べた。
24日■韓米の空母打撃群演習中止
韓国と米国が、今月末ごろ黄海での実施を検討していた連合空母打撃群演習を取りやめたと、政府筋が伝えた。米国の空母(航空母艦)が参加する演習は、年内には実施されない見通しだという。韓米は3月の韓国哨戒艦沈没事件を受けた連合演習の一環として、米第7艦隊所属の空母「ジョージ・ワシントン」が参加する連合空母打撃群演習を今月末ごろ実施する方向で検討を進めていた。政府筋は、G20(20カ主要国・地域)首脳会合を前に、大規模演習を実施すれば、周辺国を刺激しかねないとの意見で韓米が一致したとみられる。
23日■光州にキムチフェスタ
第17回世界キムチフェスティバルが、光州市で開幕(~27日)。劉正福・農林水産食品部長官は「政府はキムチと韓国料理を世界に広く知ってもらうために努力している。光州に建てられたキムチ研究所、キムチ総合タウンを積極的に支援する」と述べた。今年のフェスティバルは「千年の味、世界へ!」をテーマに、韓国のキムチ百選、世界のキムチ、キムチ五感体験館などの展示やキムチ名人が教えるキムチの漬け方、キムチを利用した料理教室、伝統豆腐を作る体験など多彩なプログラムが行われた。
22日■北が出席者リストを送付
北朝鮮が26~27日に開城で開かれる南北赤十字会談の代表団リストを開城工業団地管理委員会経由で送ってきた。南北は1日に行った離散家族再会に関する実務接触で、離散家族再会の定例化を含めた人道主義懸案を協議するため、赤十字会談を開くことで合意していた。
21日■金長官、朴智元氏の発言を否定
外交通商部の金星煥長官は、民主党の朴智元・院内代表が昨年に習近平・中国国家副主席から「李明博大統領は朝鮮半島平和の妨害者」との発言を聞いたと主張したことについて、そのような発言はなかったことが確認されたと明らかにした。国会外交通商統一委員会で行われた外交通商部に対する国政監査で述べたものだ。当時の面談録を調べ、大使館関係者に確認したと説明した。