10日■ソウル市来年度予算案、20兆ウォンに
ソウル市は来年度予算案を今年度より6336億ウォン(3・0%)少ない20兆6107億ウォンで確定し、市議会に承認を要請した。一般会計は14兆4600億ウォン、特別会計6兆1507億ウォンで、自治区や市教育庁支援などを除く実執行予算は11兆2771億ウォンとなった。ソウル市の予算が前年比で減少したのは初めて。来年は地方所得税など市税は増えるが、地方債を発行しないため、今年の地方債(9800億ウォン)を発行分だけ歳入が減少することから予算が減ったと、市は説明した。
9日■UAE派兵同意案を閣議決定
政府は来年1月から2年間、アラブ首長国連邦(UAE)に対し、連邦軍の教育のために韓国軍150人以内を派遣する内容の「国軍部隊のUAE軍教育訓練支援などに関する派遣同意案」を審議、議決した。同意案では派遣部隊の任務として、アラブ首長国連邦軍特殊戦部隊への教育訓練の支援と合同訓練の実施、有事の際の韓国国民の保護をあげている。
8日■慰安婦問題で30万人署名伝達
韓国挺身隊問題対策協議会は、旧日本軍従軍慰安婦問題解決に向けた立法を求める市民30万人の署名を、国連が指定した「女性に対する暴力撤廃国際日」を迎える25日に、日本の政府と議会に渡す計画を明らかにした。与野党議員4人が共同代表を務める「日本軍慰安婦問題解決に向けた国会議員の集まり」も、法律の制定を促す要請書に国会議員176人の署名を受け、市民の署名とともに日本側に渡す予定だ。
7日■北の軍ナンバー2、趙氏が死去
北朝鮮の趙明禄・朝鮮労働党政治局常務委員(国防委員会第1副委員長)が心臓病のため死去したと朝鮮中央通信が報じた。同氏は空軍司令官を経て、1995年に朝鮮人民軍の総政治局長に任命された。1998年に国防委員会第1副委員長に昇格、金総書記に次ぐ実質的な軍のナンバー2として活動した。2000年には金正日総書記の特使として訪米し、当時のクリントン大統領と会談。同年の南北首脳会談では宴会などにも姿を見せた。
6日■「サムホ・ドリーム」解放
4月初めにインド洋上でソマリアの海賊に乗っ取られたサムホ海運所属でマーシャル諸島船籍の原油タンカー「サムホ・ドリーム」と船員24人全員が無事解放された。外交通商部当局者によると、海賊から解放された船舶は清海部隊の「王建」艦の保護を受けオマーンに移動し、船員らは健康診断を受けた後、早ければ13日に帰国する予定だ。残りのフィリピン人船員19人も帰国する。
5日■外国人対象に苦情相談を
法務部は、韓国内に滞在する外国人を対象に、政府合同苦情相談会を6~7日に実施すると発表した。相談会は法務部、教育科学技術部、行政安全部、雇用労働部、女性家族部が合同で実施し、首都圏、中部圏、江原圏、嶺南圏、湖南圏、済州圏など14の地域に分けて開催。地方自治体が派遣する公務員と英語、日本語、中国語、ベトナム語、タイ語、モンゴル語の通訳要員が配置された。無料診療や大韓弁護士協会による無料法律相談、文化イベントなども行われた。
4日■大阪府知事、韓国の教育の感嘆
韓国を訪問した大阪府の橋下徹知事はソウル科学高校、大元外国語高校など、英才教育の現場を視察。韓国メディアとの会見で、「日本には韓国のようなエリート教育はなく、韓国の外国語高校の生徒のように外国語を駆使できるのは日本では大学生でも多くない」と感想を話した。また、「教育に対する情熱、自由なカリキュラム、グローバルな人材育成という目標が、韓国を発展させる源のように感じた」と述べた。