17日■統一部「金剛山施設の凍結撤回を」
北朝鮮が金剛山観光の再開問題を話し合う南北当局間の会談を求めてきたのに対し、統一部は「会談を再開するには、金剛山観光地区内の韓国所有施設に対する凍結・没収措置を撤回するべき」と指摘した通知文を、開城工業団地管理協会を介し北朝鮮側に送付した。北朝鮮は、当局間会談を開城で19日に開くことを11日に韓国側に提案していた。統一部の李報道官は会見で、通知文では「金剛山観光再開発関連の会談は、2月8日に行った実務会談の延長戦上で開催すべき」との立場を明示した。
16日■全国で護国訓練実施、米軍も参加
陸海空軍の合同作戦遂行能力を高めることを目的とする護国訓練が、22~30日に全国で実施される。訓練には海兵隊、米軍も含め7万人余りが参加する予定。京畿道の麗州、利川、南漢江一帯で陸軍の軍団級対抗訓練が、黄海上では艦隊機動訓練が行われる。また、韓米空軍による連合編隊軍訓練や、黄海に面した西海岸では日本の沖縄に駐留する米海兵上陸機動部隊も参加し、連合海兵上陸訓練が実施される。
15日■来年度の予算案審議始まる
国会で309兆6000億ウォン規模の来年度予算案についての本格的な審議が始まった。予算決算委員会では17日、19日、22日の3日間、金滉植国務総理などが出席する中、政策に対する質疑が行われる。23日からは部署別に審査し、来月の1日まで予算案審議を継続する。また、企画財政委員会など、10の常任委員会も同時に開かれ、来年度予算案を審査する。予算案が成立する12月2日まで本会議が行われ、採決される。
14日■スー・チー女史釈放を歓迎
政府は外交通商部スポークスマン名義の声明を通じて「ビルマ政府がアウン・サン・スー・チー女史の自宅軟禁を解除したことを肯定的に評価して歓迎する」と明らかにした。また「わが政府はビルマ政府が今後も民主化と国民和合のための措置を積極的に取っていくことを期待する」と話した。民主化運動の指導者で、ノーベル平和賞受賞者のスー・チー女史の解放は、03年5月以来、約7年ぶり。
13日■米博士「北が軽水炉建設」と主張
米ロスアラモス核研究所の所長を務めたヘッカー博士が北朝鮮を訪問後、北京で外国人記者の前で、「北朝鮮が軽水炉を建設中だ」と主張した。同氏は「最近、北朝鮮を訪問し、軽水炉建設について聞いた。発電容量は25~30メガ㍗。北朝鮮は軽水炉建設を始めたばかりで、完工までは数年かかるだろう」と述べた。これに先立ち、米国のあるシンクタンクは9月末、寧辺核施設周辺の衛星写真を公開し、「北朝鮮が建物建設または掘削工事をするようだ」と主張していた。
12日■偵察機が墜落し2人が死亡
空軍第39戦術偵察隊に所属するRF―4C偵察機が、訓練中に全羅北道任実郡雲岩面の山中に墜落し、パイロット2人が死亡した。この事故について空軍関係者は、「墜落した偵察機は午前11時50分ごろに水原基地を離陸し、低空での偵察訓練を行っていた。パイロットは墜落時、何らかの理由で脱出できなかったようだ」と説明した。この事故により、現場では山火事が発生したが、幸い住民への被害はなかった。
11日■人工衛星「羅老」打ち上げ準備
韓国初の人工衛星搭載ロケット「羅老」の3度目の打ち上げ準備が始まった。教育科学技術部は「『羅老』の3度目の打ち上げに向けて産・学・研の専門家で羅老号発射点検委員会を構成し、本格的な活動に着手する」と明らかにした。羅老号発射点検委員会は上段システム点検小委と発射運営点検小委を設置し、宇宙、機械、電気・電子分野の専門家15人の参加の下、客観的な点検を行う。