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2011/01/14

<週間ダイジェスト>1月6日~1月12日

12日■北朝鮮が新たに韓国へ会談提案

 北朝鮮が、金剛山観光の再開に向けた会談と開城工業団地をめぐる実務会談の開催、南北経済協力協議事務所の正常化を促す通知文を統一部に送付した。統一部によると、北朝鮮側は計3通の通知文を開城工業団地管理委員会を経由して送り、北朝鮮の名勝地総合開発指導局は、開城で2月11日、金剛山観光の再開に向けた会談を開催することを提案した。また、中央特区開発指導総局は開城で2月9日、開城工業地区事業と関連した実務会談の開催を提案してきた。

11日■米海軍空母が釜山海軍基地に寄港

 米国海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が、海軍作戦司令部がある釜山基地に寄港した。また、「カール・ビンソン」と船団を組む巡洋艦1隻も同基地に、駆逐艦2隻は鎮海港にそれぞれ寄港した。空母船団は、韓国に14日まで滞在する予定で、乗組員らはボランティア活動や韓国海軍とのスポーツ交流イベントなどに参加する。

10日■UAE軍事訓練協力団本隊が歓送式

 韓国陸軍が、京畿道広州市の特殊戦教育団で「UAE軍事訓練協力団」の創設・歓送式を行った。部隊名の「Akh」はアラブ語で「兄弟」を意味する。派遣部隊とUAE軍特殊戦部隊間の親密な関係を表現したと、陸軍は説明した。式典には国防部の金寛鎮長官、韓民求・合同参謀本部議長、金相基・陸軍参謀総長をはじめ、部隊の兵士とその家族、軍関係者ら600余人が参加した。

9日■統一部、インターネット放送局開設

 統一部が、南北統一問題に対する国民の認識向上に向け、年内にインターネット動画・ラジオ放送局を開設し運営すると明らかにした。インターネット放送局の開設は、今年の統一部の3大推進目標の一つで、統一に備えた準備作業の一環でもある。統一問題や北朝鮮の実情に関する各種コンテンツを制作し、放送する計画だ。上半期中に試験放送に着手し、年内には本放送を開始する考えだ。

8日■北朝鮮の南北会談提案、政府が検討

 統一部は、北朝鮮が対韓国機関の祖国平和統一委員会の報道官談話を通じ、無条件の南北当局間会談開催を再度提案したことについて、北朝鮮側の意図を検討すると明らかにした。同部関係者は「北朝鮮が韓国政府や韓国軍などに通知文を送ったかどうかを確認中だ。通知文を送らずに祖国平和統一委の談話を朝鮮中央通信を通じ一方的に発表したのであれば、公式的な提案と見るのは難しい」と述べた。

7日■韓米合同の対潜水艦訓練、2倍拡大

 韓国海軍と米国が今年の韓米合同対潜水艦訓練を昨年の2倍以上に拡大する方向で協議を進めていると伝えられた。金成賛・海軍参謀総長は、今年は韓米合同訓練を昨年より多く実施する計画だと明らかにし、「特に対潜水艦訓練は従来の2倍に増やす」と話した。北朝鮮潜水艦の侵入に備えた訓練を東海、黄海、南海で大規模に実施する方針だ。韓米合同の対潜水艦訓練は通常、軍事演習「キーリゾルブ」など、韓米合同演習の際に大規模で実施される。

6日■尹長官が玄葉・国家戦略相と協議

 企画財政部の尹増鉉長官が、ソウルで日本の玄葉光一郎・国家戦略担当相と会談した。双方は中断している韓日間のEPA(経済連携協定)交渉再開、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加などを含む、さまざまな分野の経済協力の可能性を打診した。企画財政部関係者は、韓日EPAだけでなく、各種関心事について意見を交わしたと話しながらも、特定の懸案について具体的な協議は行っていないと伝えた。