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2011/01/21

<週間ダイジェスト>1月13日~1月19日

19日■北朝鮮が住民から軍用米搬出

 北朝鮮が住民から軍用米を再び拠出していると、米政府系放送局のラジオ自由アジア(RFA)が報じた。RFAによると今月10日に「人民軍援護事業」への良心的な参加を呼びかける中央党の指示文が出され、12日から工場、企業所などで軍用米を拠出している。RFAは北朝鮮当局が一般住民に軍用米を拠出したのは、1997年と2002年の2回しかないという。

18日■15年までに黄海の最前線要塞化

 国防部は最前線にあたる黄海の西北島嶼を2015年までに要塞化する計画を進めている。国防部の情報筋によると、韓国軍は年内に西北海域司令部を創設し、12年には最先端兵器を配置し、15年までに要塞化を完了させる計画。要塞化の目的は北朝鮮の攻撃から住民や兵力を防衛するため。住民の安全保護については避難所を建設し、緊急信号や非常用食糧などを備える。

17日■ロシアに提供した借款、武器で償還

 1990年の韓ロ国交正常化当時、韓国がロシアに提供した借款の償還を武器など現物で受ける事業が再開される。防衛事業庁関係者が、「昨年10月に張秀万・放射事業庁長がロシアを訪問し、『韓ロ協力プログラム』に署名した」と語った。ロシア側からムレナ型エアクッション揚陸艇、ロシア製戦車、装甲車用熱映像照準機など武器だけでなく、先端武器技術の移転も受けることにした」と述べた。

16日■李大統領が口蹄疫防疫現場訪問

 李明博大統領が、江原道・横城で口蹄疫の防疫作業が進められる現場を訪れた。李大統領は、横城郡庁で江原道をはじめ全国の口蹄疫の進行・防疫状況について報告を受けたあと、「民族大移動」が予想される旧正月連休を控え、口蹄疫の拡散を最大限に抑えるため、行政力を総動員するよう指示した。また李大統領は、郡内の防疫作業詰め所をまわり、1カ月以上にわたり作業に取り組んでいる公務員、軍人、防疫関係者らを激励した。

15日■韓日外相会談、北の対応で意見一致

 外交通商部の金星煥長官は、韓日外相会談のために訪韓した日本の前原誠司外相と会談した。両外相は北朝鮮のウラン濃縮プログラムに対し、両国が協力して断固対応することで意見を一致させた。6カ国協議の再開について「まず北朝鮮が真摯な態度と具体的な行動を見せることが必要だということを再確認した」と述べた。前原外相は「まずは南北間の対話が行うことが必要だ。北朝鮮は拉致問題やミサイル問題などで誠意ある態度を見せるべき」と話した。

14日■ゲーツ米国防長官「南北間対話に期待」

 ゲーツ米国防長官が、韓米国防長官会談のため韓国を訪問した。ゲーツ長官は金寛鎮・国防部長官との会談の冒頭で、北朝鮮が真摯な態度で南北間の対話に臨むことを求め、「北朝鮮に誠意があれば6カ国協議の再開は可能」と述べた。また、韓国側に対話再開を求める北朝鮮が態度を軟化させていることに期待感を示し、「南北間の直接対話は可能」との見解を示した。その一方で、「いかなる挑発に対しても対応できる」と、くぎを刺した。

13日■K21装甲車、補完作業終えて戦力化

 設計上の問題で、相次いで浸水事故が発生した韓国陸軍の水陸両用次世代戦闘装甲車K21が、4月から再び戦力配置される。防衛事業庁関係者が、昨年11月に国防部から指摘された浸水事故関連の設計上問題を解決するため、4度の立証試験を経てすべての補完作業を終えたと明らかにした。主要機能とは関係のない不具合などを今月中に補完し、来月から部品の製造に入る。3月には最終確認試験を実施し、4月から戦力化が可能になる。