27日■李大統領が米商務長官と会談
李明博大統領は、訪韓したロック米商務長官一行と会談した。会談で李大統領は「韓米自由貿易協定(FTA)締結による多大な経済・戦略的利益を両国国民と企業が享受できるため、米議会内での早期批准に向けて尽くしてほしい」と述べた。ロック長官はこれに対し、「昨年12月の追加交渉を通じ、米議会では韓米FTAに対する超党派的支持が形成された。早期批准を信じている。最善の努力を尽くす」と語った。さらに韓米同盟発展に向け、協力強化で一致した。
26日■カーター元米大統領が平壌到着
カーター元米大統領ら国際人道グループ「エルダーズ」の訪朝団が、北朝鮮の平壌に専用機で到着した。アハティサーリ・フィンランド前大統領、ロビンソン・アイルランド前大統領、ブルントラント・ノルウェー元首相を含む同訪朝団は、28日まで北朝鮮に滞在する。訪朝前日に北京で会見を行い、「非核化を通じて韓半島の緊張を緩和し、北に対する人道支援問題を協議するために訪朝する」と語った。金正日総書記や、後継者の正恩氏との面談を訪朝団は希望している。
25日■韓国とオーストラリア首脳会談
李明博大統領は、訪韓中のオーストラリアのギラード首相と会談した。会談では両国間の自由貿易協定(FTA)交渉が最終段階に入ったことを話し合い、今年中に交渉を妥結することを確認した。また、北朝鮮が公開したウラン濃縮活動が国連安保理決議に違反していること、05年の6カ国協議共同声明にも反することを確認し、違法な核活動を中断するよう求めた。さらに両首脳は、両国の国防相会談を今後定期的に開催することで合意し、両国外交・国防相間の「2プラス2会談」を開催することを確認した。
24日■韓国海軍への入隊志願者増加
韓国海軍は、4月の海軍兵の競争率が3・0倍となり、昨年の平均競争率2・4倍に比べて25%上昇したことを明らかにした。 海軍兵の競争率は、2006~07年が2・2~2・6倍、08年~09年は2・7~2・9倍と上昇傾向にあった。その後、北による哨戒艦沈没事件で減少していたが、今年1月にアラビア海でソマリア海賊に乗っ取られた科学物質運搬船の救出作戦に成功して以来、1月は3・4倍の競争率を記録するなど再び上昇していた。
23日■菅首相が大韓赤十字社に書簡
大韓赤十字社は、日本の菅直人首相から「東日本大震災の復興に向けた韓国国民と政府の声援と支援に対し感謝する」との書簡が届いたことを明らかにした。菅首相は書簡で、「東日本大震災発生後の1カ月間は日本にとって極めて厳しい期間だった。韓国は真っ先に救助隊を派遣し、多くの救援物資を送ってくれた。日本国民を代表して深く感謝する」と述べた。
22日■韓国・ルクセンブルク外相会談
金星煥・外交通商部長官は訪韓中のルクセンブルクのアッセルボルン副首相兼外相とソウルで会談した。外交通商部によると、両外相は北朝鮮の動向など韓半島情勢と北東アジア全般の情勢、さらに両国間の貿易や投資の拡大、また地球温暖化問題や原発事故などの環境・国際的問題について意見交換した。さらに両国の国交樹立50周年を迎える来年、協力深化のため交流を拡大すること、韓国と欧州連合(EU)間の自由貿易協定(FTA)の7月の暫定発効に向け協力することで一致した。
21日■韓国とモンゴル国防相会談
金寛鎮・国防部長官は、ソウルの国防部庁舎でモンゴルのボルド国防相と会談した。会談では北朝鮮が起こした一連の武力挑発など北東アジアの安保情勢、北朝鮮政策に関する意見などを交わした。そして韓国とモンゴルの国防交流協力の発展案などについて協議した。