7日■魏聖洛・6カ国協議首席代表が訪米
北朝鮮の核問題についての6カ国協議の韓国首席代表を務める魏聖洛・韓半島平和交渉本部長が、米国に向った。魏本部長は、ボズワース北朝鮮担当特別代表、ハート6カ国協議担当特使、キャンベル国務次官補(東アジア・太平洋担当)らと会い、6カ国協議再開のために韓米がどう臨むかを論議する。また先月ロシアで行われた朝ロ首脳会談について分析し、その結果を共有し、共同対応策を議論する。
6日■北への水害支援、第1次伝達決定
韓国政府は、水害被害を受けた北朝鮮に支援物資の第1次分を15日に届けることを決定。統一部当局者が、大韓赤十字社名義の通知文を板門店の赤十字チャンネルを通じて北朝鮮側に伝えた。第1次分は乳幼児向けの栄養食、菓子、インスタントラーメンなど20万人分で総額50億ウォン(約3億6000万円)規模となる。北が拒否しない限り、支援物資は水害被害の大きかった北朝鮮側の黄海道と江原道地域に対し、10月半ばまで毎週1~2回行われ、被災者にきちんと届けられるか検証作業も行う予定だ。
5日■防衛産業輸出活性化へ協議体発足
防衛産業製品の輸出活性化を促進するため、政府レベルの協議体が発足した。国防産業の育成と防衛産業輸出を政府レベルで総合・体系的に支援するとともに、関係機関同士の協議・調整を効率的に進めるために新設された。国防部では、国防産業育成と輸出戦略などを調整する防衛産業輸出の「コントロールタワー」になると説明している。今年の防衛産業輸出は約16億㌦(約1230億円)で、2020年には40億㌦を達成する計画だ。
4日■海洋警察、有事対応大型ヘリ導入
海洋警察は、大型海洋事故や北朝鮮の軍事挑発などに備えて、輸送用大型ヘリを導入することを決定した。510億ウォン(約37億円)の予算で2014年までに導入する。来月にも海外ヘリメーカーから1社を選定し、製造に着手する。海洋警察関係者は、「これまでのヘリは10人乗りだったが大型ヘリは定員が3倍になる。離着陸できる場所も増えるので機動性が高まる」と話した。
3日■統一部長官交代、北は歓迎の意向
李明博大統領が8月30日、新任の統一部長官に柳佑益・前駐中国大使を内定し、玄仁澤・統一部長官を統一政策特別補佐官に起用したことについて、北朝鮮の「祖国平和統一委員会」は、「対決政策を取ってきた玄統一部長官の交代を発表したのは、幸いなこと」と評した一方、「玄氏を統一政策特別補佐官に任命したことは、韓国当局が対決政策の転換と南北関係の改善意志があるのか疑わしい」と主張した。
2日■野田新内閣と未来志向の関係を
日本の野田新内閣が発足したことについて外交通商部は、「過去を直視しつつ、協力基調が維持・強化されて韓日関係が成熟した未来志向的協力関係に発展することを期待する。韓日は、両国の関係発展が東アジアの安定と繁栄に向けて非常に重要だという認識の下、近くて近い国として友好協力関係を維持するために努力を続けている。政府は野田佳彦新首相の選出と内閣発足を祝福する」とのコメントを発表した。
1日■韓米FTA批准案上程を再延期
8月31日に民主党など野党の反対で延期となっていた国会外交通商統一委員会への韓米自由貿易協定(FTA)批准案上程が、再び延期になった。与党ハンナラ党は、野党が反対しても批准案を上程する予定だったが、批准案処理時期をめぐって一定の合意が行われたため、再び上程を延期することにしたもの。批准案処理は米議会の上程に合わせて進めることで合意したもようだ。