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2012/05/25

<週間ダイジェスト>5月17日~5月23日

23日■起訴前の米兵身柄確保が可能に

 韓米両国は、在韓米軍地位協定(SOFA)合同委員会を開き、「24時間以内の起訴」条項を削除する内容の合意案に署名した。これまでは合同委の合意事項に「韓国司法当局は24時間以内に起訴するか、釈放しなければならない」となっていたため、起訴前の米兵の身柄確保は、事実上不可能だった。外交通商部当局者は、「今回の合意事項改正で在韓米兵による犯罪の初動捜査を強化できることになる」と語った。

22日■金外交通商部長官が南米歴訪へ

 金星煥・外交通商部長官が南米歴訪に向かった。金長官は22日から28日までコロンビア(22~23日)、ペルー(23~24日)、チリ(24~26日)、ブラジル(26~28日)の南米4カ国を相次いで訪問する。コロンビア、チリ、ブラジルでは外相会談を行って、二国間の実質的な協力拡大策を模索する。ペルーではオジャンタ・ウマラ大統領と会談し、今月10日にソウルで行われた首脳会談で採択された「パートナー関係の設立に向けた共同宣言」の履行について話し合う。

21日■APEC教育相会合で韓米が協議

 李周浩・教育科学技術部長官は、慶州で開幕したアジア太平洋経済協力(APEC)教育相会合に出席した米教育省のアンソニー・ミラー副長官と、韓米両国の教育協力拡大策について協議した。両国は基礎学力の向上に向けた政策について意見交換し、校内暴力への対応システムと政策方針を共同研究することで合意した。24日にはソウル市内で両国の当局者や専門家ら100人が出席する「韓米基礎学力の国際共同セミナー」が開かれた。

20日■北、拿捕の中国人船員全員を釈放

 北朝鮮外務省は、8日に拿捕していた中国漁船3隻の船員29人全員を釈放し、漁船も返還したと中国政府に通知した。北朝鮮は、中国漁船が境界線を越えて不法操業したため拿捕したと発表していた。中国側は劉洪才大使をはじめ中国大使館が中心となって北朝鮮に釈放を働きかけていた。釈放された中国人船員らは、北で暴行を受けたと証言した。

19日■盧武鉉前大統領兄の側近に200億ウォン

 盧武鉉・前韓国大統領の兄・盧建平容疑者の不正を捜査中の昌原地検特捜部は、「盧建平容疑者の資金管理人と思われる人物の口座から数百億ウォンが見つかった」と明らかにした。金額は200億ウォンになる。盧容疑者とその家族の口座などを追跡する過程で確認された。

18日■光州民主化運動記念式に総理出席

 金滉植・国務総理は、光州民主化運動(光州事件)の32周年記念式典に出席し、同運動の意義について語った。1980年5月に起こった光州事件では、民主化を求める市民や学生が戒厳軍と衝突し、多数の死傷者を出した。金首相は式典で、「光州民主化運動は現代史を民主化の方向に転換させた」と述べた。また、対話と妥協によって社会的葛藤を解決しなければならないと強調した。

17日■米研究所「寧辺軽水炉工事が進行」

 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)米韓研究所は衛星写真を分析し、北朝鮮の寧辺核施設内の軽水炉を覆う建物の屋根に鉄筋とコンクリートが追加され、過去の写真と比べて高さが上がったと明らかにした。軽水炉工事は昨年12月から今年2月初めまで中断されていたが、3月末から再開されたという。軽水炉の稼動は早くても2014年以降になると、同研究所は予想した。