20日■韓国支援でアンゴラに情報処理施設
韓国の対外経済協力基金の支援で、アンゴラに国家情報処理センターが完成した。同センターの完成で、アンゴラ政府の情報処理能力が改善され、情報通信技術(ICT)の専門人材を継続的に育成できると期待されている。また、大学と研究機関間の統合ネットワークを設置して知識共有ネットワークを拡大、インターネットを通じた遠隔教育ができるようにする計画だ。
19日■米、韓米合同演習は脅威与えず
米国防総省のカービー副次官補は、23~25日に黄海で実施する韓米合同海上軍事演習について「誰かに脅威を与えるためのものではない」と語った。韓国が毎年定例で実施している演習に、今年は米国が参加するもので、韓国軍の防衛能力を養うことが目的と説明した。またリトル同省報道官は、済州島の南方沖で21日に始まった韓日米合同海上演習について、「3カ国間の互換力を高めるもの」と述べた。
18日■ソウル市長、気候変動協議会議長に
朴元淳・ソウル市長が、ブラジルで開催された「イクレイ(ICLEI)―持続可能性をめざす自治体協議会」の世界大会2012に出席し、「気候変動に関する世界市長・首長協議会」の次期議長に選出された。朴市長が、環境と生態系問題に対する関心と哲学を持っていることなどが高く評価されたもの。朴市長は、今年10月から2年間、協議会議長を務め、国際的な行事に協議会代表として出席することになる。
17日■韓米がミサイル防衛システム統合
韓国政府関係者は、「韓米のミサイル射程距離延長交渉において、射程距離のほか、在韓米軍とともに統合的な対北ミサイル防衛(MD)システムを構築する方向で協議が進むだろう」と語った。韓国軍が保有する地対空誘導弾パトリオット(PAC2)やイージス駆逐艦などと、在韓米軍が運用している地対空誘導弾パトリオット(PAC3)、偵察・衛星監視体制を統合して運用するシステムを構築する計画だ。
16日■ITU、北に妨害電波の調査要請
国連機関の国際電気通信連合(ITU)は、韓国で発生した衛星利用測位システム(GPS)の障害問題と関連して、北朝鮮に調査協力を求めた。4月から5月にかけ、韓国旅客機などのGPSに障害が発生し、韓国当局は北朝鮮の妨害電波によるものと断定し、電波の発信中止と再発防止を北朝鮮に要請した。北朝鮮はITUと国際民間航空機関(ICAO)に加盟している。
15日■ソマリア海域派遣の韓国海軍帰還
韓国の船舶と国民を保護するため、ソマリア海域に派遣されていた韓国軍清海部隊の第9陣が、半年間の任務を終えて帰還した。釜山の海軍基地に第9陣の駆逐艦「大祚栄」が到着すると、海軍上官や部隊員の家族ら約1000人が出迎えた。同部隊は、昨年12月に同基地を出発し、ソマリア海域で27回の護送任務を行い、韓国船舶26隻を含む175隻の安全を守った。任務中、海賊の襲撃事件はなかった。
14日■孫鶴圭氏が大統領選出馬を表明
最大野党・民主統合党の孫鶴圭・常任顧問が、ソウルの光化門広場で記者会見を開き、12月の大統領選挙への出馬を正式に宣言した。孫常任顧問は、「国民が信じ、頼ることの出来る『愛民大統領』、国民を安らかにする『民生大統領』、分裂と葛藤を解消して国民を一つにする『統合大統領』になる」との決意を示した。民主統合党では文在寅、丁世均の両常任顧問、金斗官・慶尚南道知事、金栄煥議員も来月、出馬宣言する予定だ。