29日■第19代国会議員の財産平均18億ウォン
4月の総選挙で当選した第19代国会議員299人の財産登録が、平均18億ウォンになると、国会の公職者倫理委員会が明らかにした。内訳を見ると国会議員299人の財産は平均95億6000万ウォンに上る。このうち500億ウォン以上の資産家4人を除くと、平均財産は18億3298万ウォンとなった。政党別では、上位1位から4位までは与党・セヌリ党所属議員。朴槿惠議員は21億8100万ウォンだった。
28日■民主統合党候補推薦疑惑を捜査へ
今年4月の総選挙の際、候補推薦をめぐって巨額の献金が渡されたとされる疑惑について検察は、与党セヌリ党に続いて最大野党の民主統合党への捜査に乗り出した。釜山の建設会社の代表ら3人が総選挙前に、民主統合党の朴智元・院内代表に政治献金を行ったとされる問題で、検察はこの3人を逮捕するとともに、3人に民主統合党に口利きすると言って資金を受け取ったと、インターネットラジオ会社「ラジオ21」の元代表ヤン・ギョンスク容疑者(51)らも逮捕した。
27日■台風15号で韓米合同演習一時中断
韓米連合軍司令部は、台風15号接近による気象悪化で韓米合同演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を、兵士の安全を考慮して天気が回復するまで訓練を中止した。同演習は、今月20日に2週間の日程で、韓国から軍団や艦隊司、飛行団級以上5万6000人、米国側から海外駐屯兵力3万人が参加して行われている。同訓練は29日に再開された。
26日■潘事務総長、イランで北と会談も
潘基文国連事務総長は、イランの首都テヘランで29日から開かれる非同盟諸国会議に出席し、北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長と「韓半島の平和や南北間交流などについて話す機会があると思う」と話した。そして「国連事務総長であると同時に韓国人の一人として、韓半島の平和と安定は基本的な責務のひとつ」と述べた。最近の韓日関係については、「近隣国間の善隣関係と相互友愛に基づき未来志向的な方向へ発展することが大切」と話した。
25日■朝鮮中央通信、橋下発言を非難
北朝鮮の朝鮮中央通信は、大阪市の橋下徹市長が、植民地時代の旧日本軍による従軍慰安婦の強制連行を否定する発言をしたことについて、「過去の犯罪を否定しようとする道徳的な低劣さをあらためて表した」と強く非難した。さらに「日帝が他国の女性を強制的に拉致、連行し性奴隷にしたのは誰も否定できない歴史的な事実であり、橋下発言は人権を踏みにじられた女性に対する冒涜」と主張した。
24日■韓中国交正常化20周年で書簡交換
李明博大統領は、韓中国交正常化20周年を祝う書簡を中国の胡錦濤国家主席と交換した。李大統領は同書簡で、「韓中両国は20年という短期間で驚異的な友好関係の発展を成し遂げた。現在交渉中の韓中自由貿易協定(FTA)が締結されれば、両国関係に新たな地平が開かれる」と強調した。胡主席は、「両国の努力で韓中関係が発展し、注目すべき成果を成し遂げた。両国は今後も交流・協力の強化によってパートナー関係を深化させよう」と強調した。
23日■蔚珍原発1号機が原子炉発電停止
蔚珍原発1号機の原子炉およびタービン発電機の稼働が午後6時41分に停止したと、韓国水力原子力(韓水原)が明らかにした。韓水原は放射能漏出など安全性には問題がないと発表した。 今回の原子炉停止は、原子炉から自動停止信号が出たためで、国際原子力機関(IAEA)の事故・故障等級「0」に該当する。韓水原は原子力安全委員会と韓国原子力安全技術院(KINS)に稼働停止を伝えて、原因を調べている。