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2012/09/07

<週間ダイジェスト>8月30日~9月5日

5日■6カ国協議、韓国首席代表が訪中

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める、林聖男・外交通商部平和交渉本部長が中国に向けて出発した。林本部長は6日まで、中国首席代表の武大偉・特別代表など中国高官らと会談し、北朝鮮の核開発をめぐる情勢や韓中両国の協力関係などについて意見交換を行う。林本部長の訪中は5月初旬以来、4カ月ぶり。

4日■朴槿惠氏が中国女性高官と会談

 与党セヌリ党の大統領候補、朴槿惠・元同党代表は、来韓した中国・全国人民代表大会常務委員会の陳志立・副委員長一行と会談した。陳副委員長は、女性としては中国で最高職に就き、習近平・国家副主席らと並び次代の指導者の一人と評されている。朴氏は、「国際関係でも個人の関係と同様に信頼が大切だ。外交でも信頼関係を強調している。韓中国交正常化20周年を迎えたが、この20年で多分野で関係が発展した。今後も深い信頼に基づいて発展していくよう願っている」と述べた。

3日■李大統領が性暴力犯罪対策を強調

 李明博大統領はラジオ演説で、「性暴力犯罪は再犯の可能性が高い。今後は個人情報公開を積極的に行う」として、性犯罪者に対して行われている、居場所を電波で把握する「電子足輪」の効力を高める一方、性衝動を抑える薬物治療を含め、さまざまな対策を検討する必要があると強調した。また、ネットで簡単に見ることができる児童ポルノなどについて、国民の自由権を侵害しない範囲で、厳格に処罰できるよう法制度を強化していくべきだと強調した。

2日■李明博大統領と朴槿惠氏が会談

 李明博大統領と与党セヌリ党の大統領候補・朴槿惠氏が、青瓦台(大統領府)で1時間40分にわたり会談した。二人の会談は8カ月ぶりとなる。朴氏は小学生への性暴力事件について、「国民の生命と安全を守ることが最も基本」と強調し、犯罪予防と対策を講じるべきと大統領に提案した。大統領も提案に同意した。また台風被害対策について朴氏は、「復旧支援で政府が定めた基準を満たせずに補償を受けられないケースがある」と語り、早期対応を求めた。

1日■北朝鮮とイランが科学技術協定締結

 イランのアハマディネジャド大統領と北朝鮮の金永南・最高人民会議常任委員長が会談し、学生交換プログラムやエネルギー・環境・農業・食糧分野での共同研究など科学技術で協定を締結したことを明らかにした。また米国に対抗して両国の結束を固めることなどで合意した。金委員長は、非同盟諸国会議に出席するためイランを訪問していた。

31日■韓米合同軍事演習が成功裏に終了

 韓米連合軍司令部は、韓半島の安全保障と連合防衛態勢の維持を目的に行われた韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)を成功裏に終了したと発表した。同演習は8月20日から実施され、韓米連合軍指令部の防衛計画「作戦計画5027」が適用された最後の演習となった。来年からは韓国軍が演習を主管して、韓米軍当局が新たに作成した「共同作戦計画(作戦計画5015)」が適用される予定だ。

30日■ハイチ震災復興へ陸軍部隊を派遣

 陸軍は、ハイチの震災復興のための国連平和維持活動(PKO)に派遣する支援部隊第6陣の歓送式を行った。第6陣は240人の兵士で構成され、9月初めにハイチに向かう。到着後は、国連のハイチ安定化ミッションの一環として、レオガン地域で復興業務を遂行する予定だ。ハイチに派遣された陸軍部隊は、ハイチに派遣された19カ国で初めて、現地住民5万人を診療する「記録」を打ち立てた。