3日■外国人学校不正入学問題調査へ
韓国内の外国人学校に、入学資格のない児童・生徒が、国籍を偽装するなどして不正入学していた問題で、教育科学技術部は、すべての外国人学校に対して実態調査を行うことを決めた。同部は、全国51校の外国人学校に対し、今月末までに訪問して実態調査を行う。資格のない児童・生徒が入学していた場合は、入学を取り消す。また韓国人児童生徒の割合が30%を超えない規定に違反している場合は、韓国人の数を順次減らしていく計画書を提出させる。
2日■北の鉱物資源輸出、10年で33倍増
大韓貿易投資振興公社(KOTRA)は、「北朝鮮の対外貿易動向(2001~2012年)」を発表した。それによると、2001年に5000万㌦(約40億円)で輸出全体の7・8%にすぎなかった鉱物性生産品は、05年に2億4300万㌦と、北の第1輸出品となった。2010年には6億9000万㌦で前年比56%増。2011年には16億5000万㌦で前年比138%増となり、輸出全体に占める割合は59・4%となった。無煙炭と鉄鉱石が主で、ほとんどが中国に輸出された。
1日■法務部「外国人犯罪の23%凶悪犯」
法務部は、外国人犯罪についての資料を民主統合党の議員に提出した。それによると、2010年から今年6月までに把握された外国人犯罪者8万5608人のうち、凶悪犯者は2万432人で23・8%。次に交通事犯者17・5%(1万5026人)、詐欺犯8・3%(7162人)、窃盗犯3・5%(2968人)、外国為替関連犯罪者が3・4%(2952人)だった。国籍別に見ると、中国人が3万9097人で45・6%。続いてベトナム人が7・9%(6836人)、米国人6・1%(5228人)。
30日■脳死者の臓器提供、9年間で10倍
保健福祉部などの調査によると、昨年、事故などで脳死状態になった人からの臓器提供は368件で、2002年の36件に比べて10倍以上に増えた。提供者を年齢別に見ると、35歳から49歳までが全体の約40%を占めて最多、性別では男性が242人と女性の2倍近くになっている。また脳死後や死後に臓器提供する意思を登録した人は、今年8月現在で110万人あまりとなった。脳死判定の手続きが簡素化されたことが、臓器提供者の増加につながったと見られる。
29日■金星煥・外交通商部長官が国連演説
金星煥・外交通商部長官は、国連総会で一般討論演説を行い、「戦争時の性暴力は深刻な人権侵害であり、人間の尊厳性と高潔に対する侮辱だ。歴史はこうした残虐な行為に対し警告する重要な教訓を残した」と強調し、「国家間の平和と安定を強固にするには正しい歴史認識と過去の過ちに対する真の反省が必要であり、暗い歴史を直視して過去の過ちを正す真の勇気を示すべきだ」と述べた。
28日■金総理、観光インフラ拡充を強調
金滉植・国務総理は、国家政策調整会議に出席し、「観光活性化は内需拡大にとって非常に重要」と述べ、観光インフラ拡充を図る考えを強調した。特に中国人観光客の増加に対応して、韓国伝統文化を体験できる機会を持てるコンテンツの開発や積極的な広報活動を指示した。またサムスン電子とアップルの特許訴訟を受けて、知識財産の管理システムを再点検し、戦略的な対応策を講じるよう指示した。
27日■韓国軍を南スーダンPKO派遣へ
国会本会議で、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)への韓国軍派遣同意案が成立した。工兵を中心にした300人以内で同部隊は構成され、国連の南スーダン共和国ミッション(UNMISS)に加わって、同国の再建支援や医療支援などの人道支援業務に就く。韓国部隊は年末か来年初めに派遣され、首都ジュバの東約170㌔のボルに駐留予定だ。派遣期間は来年末までの1年間で、国会の同意があれば延長可能になる。