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2012/11/30

<週間ダイジェスト>11月22日~11月28日

28日■国防部長官、インドで国防相会談

 金寛鎮・国防部長官が、28日から12月1日までの日程でインドを訪問し、アントニー国防相と会談する。会談では、両国軍の人事交流、防衛産業協力などについて協議する。韓国はインドと現在、5億㌦(約410億円)の掃海艇輸出協定締結の交渉を進めている。またインド軍関係者3人が韓国軍の教育機関で研修を行っている。シン首相との面談も予定されている。

27日■大統領選の選挙運動がスタート

 大統領選挙の公式選挙運動がスタートした。7人の大統領候補は22日間の選挙運動期間中に全国を回り、新しい5年に向けた選挙公約などを提示し支持を訴えていく。
与党セヌリ党の朴槿惠候補は、独立運動家や戦争犠牲者の墓地がある国立ソウル顕忠院を参拝してから、大田駅広場での遊説で選挙運動をスタートさせた。野党・民主統合党の文在寅候補は、最初の遊説先として釜山・慶尚南道地域を選んだ。

26日■北のミサイル発射準備、新情報無し

 米国務省のヌランド報道官は、「北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射の準備状況に関し、具体的な情報は現時点ではない」と述べた。韓国政府当局は最近、北朝鮮が長距離ミサイル発射を準備しているとの、衛星写真による分析結果を示していた。同報道官は「4月に採択された国連安全保障理事会の、北朝鮮が弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射もこれ以上行わないよう求めた議長声明を北が受け止める必要がある」と強調した。

25日■朴槿惠、文在寅氏が候補登録済ます

 与党セヌリ党の朴槿惠大統領候補、野党・民主統合党の文在寅候補が、相次いで大統領選候補者登録を済ませた。大統領選の立候補受付は26日まで行われ、計7人が候補登録を行ったが、事実上、朴候補と文在寅候補との一騎打ちになる。朴氏は保守層を中心に強力な支持基盤を持つ。故盧武鉉前大統領の秘書室長だった文氏は、対北融和路線や財閥への規制強化を掲げている。出馬を取りやめた安氏の支持票がどう流れるかが注目されている。

24日■文候補の選対委員長ら辞任表明

 民主統合党の文在寅大統領候補の選挙対策委員長10人は、前日に出馬を取りやめた安哲秀氏陣営との共同選挙対策委員会を構成するため、辞任を表明した。今後、安氏陣営が加わる新たな選挙対策委員会の設置に向けた動きが本格化するとみられる。文陣営の報道官は、「安氏の一本化への合意精神と新政治共同宣言に基づき、新たな選挙対策委員会を作ることで認識が一致した。安氏の日程や状況に十分配慮して、構成していきたい」と語った。

23日■安哲秀氏が大統領選不出馬表明

 大統領選への出馬を表明していた無所属の安哲秀候補が緊急記者会見を開き、立候補しないと表明した。安氏は民主統合党の文在寅候補と野党系候補一本化協議を行い、世論調査を実施して最終候補者を決めることで合意していたが、世論調査の方法で対立していた。安氏は「大統領になって新しい政治を行うことも大事だが、一本化の約束を守ることが何よりも国民にとって重要だ」と涙ながらに語った。

22日■UAEの負傷兵、韓国で治療を

 保健産業振興院は、UAE(アラブ首長国連邦)軍と「保健医療協力合意書」を締結したと発表した。合意内容は患者の移送、医療陣交流プログラム、遠隔医療システム構築支援など。この締結により、UAE軍の負傷者が韓国に送られ、ソウル大学病院、ソウル聖母病院、ソウル峨山病院などで診療を受けられる。高京華・保健産業振興院院長は、「中東地域に韓国の保健医療産業を進出させる協力モデルになると確信する」と述べた。