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2012/12/07

<週間ダイジェスト>11月29日~12月5日

5日■脱北者支援「第2ハナ院」開院

 脱北者の韓国での定着支援施設「第2ハナ院」が5日、江原道・華川郡にオープンした。柳佑益・統一部長官は、「脱北者も同じ一つの民族であることを忘れてはならない。同院は脱北者の希望となり南北統一につながる施設になる」とあいさつした。京畿道安城市にあるハナ院本院は99年7月にオープンし、女性や青少年脱北者の教育施設として運営され、これまで2回増築が行われた。しかし脱北者数が増えたため、第2ハナ院を建設したもの。

4日■韓国・ブルネイ国防次官会談

 李庸傑・国防部次官は、訪韓したブルネイのムスタパ国防副大臣とソウルで会談した。ムスタパ副大臣は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国としてブルネイで来年開催されるASEAN拡大国防相会議に、韓国の国防部長官を招くために来韓していた。会談では、両国の国防交流協力拡大などについて協議した。

3日■安哲秀氏が解団式、文氏支持表明

 大統領選への出馬を取りやめた無所属の安哲秀氏が、ソウル市内の選挙事務所で行われた陣営解団式に出席した。安氏は文在寅候補に対する支持を間接的な表現で再度表明した。一方で安氏は、「新しい政治」を強調し、「今、大統領選挙は国民の願いとは正反対に進んでいる。新しい政治を望む時代精神は垣間も見ることができず、過去に執着している」と批判した。そして与野党陣営間のネガティブキャンペーンについて、「対立的な政治が繰り返されれば、新しい未来は期待できない。国民を分裂させるのではなく統合する選挙になることを強く訴える」と述べた。

2日■北、ミサイル発射を関連国に通告

 北朝鮮は、長距離ミサイルが上空を通過するか、または影響を及ぼすと予想される日本、フィリピン、中国など関連国に対し、ミサイルを発射する方針を伝えた。北朝鮮は、宇宙空間技術委員会報道官の談話を通して、「人工衛星を搭載したロケットを10日から22日の間に打ち上げるとしている。

1日■海賊に拉致された韓国人4人解放

 昨年ソマリア海賊に拉致されていた韓国人船員4人が、全員解放された。拉致されてから約1年7カ月ぶりになる。シンガポール船舶会社に所属する韓国人船員4人は、ソマリア海賊と船舶会社間の交渉が妥結して全員解放され、ソマリア付近の海域で韓国清海部隊の艦艇に移動した。4人は昨年4月30日、ケニア近郊の海域で海賊に拉致された。船舶には韓国人、インドネシア人、中国人など25人が乗っていた。韓国人を除く21人の船員は船舶会社と海賊間の交渉で昨年12月1日に解放されていた。

30日■李大統領、検事総長の辞表受理

 李明博大統領は、相次ぐ不祥事を受けて引責辞任を表明していた韓相大・検事総長の辞表を受理した。李大統領は「検察はこれをきっかけに徹底的に自己反省しなくてはいけない。そして改革を積極的に進めるべきだ」と強調した。李大統領はまた、権在珍・法務部長官に対し、検察組織をしっかりと管理し、任務に忠実に取り組むよう指導を求めた。この間、検事による収賄事件や、某検事が女性容疑者と取調室で性的な関係を持った事実などが明らかになっていた。

29日■韓中首席代表が北問題で会談

 北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国首席代表を務める林聖男・韓半島平和交渉本部長が、北京を訪問して武大偉・特別代表らと会談した。林聖男代表は「北朝鮮のロケット発射は明確な国連安全保障理事会の決議に反する」と述べ、中国の積極的な役割を求めた。武大偉特別代表は、北朝鮮が主張する「宇宙の平和的利用権」については言及しなかったが、北のミサイル発射問題で韓半島に「不安定な状況を招く事態があってはならない」ことで認識が一致した。