9日■韓日議連訪日団が安倍首相と面会
与党セヌリ党の黄祐呂代表が会長を務める韓日議員連盟の訪日代表団が、安倍晋三首相と面会した。訪日したのは黄氏のほか、民主統合党の姜昌一議員ら。安倍首相は、「両国は自由や民主主義、基本的人権などの価値観を共有している。地域と世界の平和のために協力する必要がある」との認識を示した。黄氏は「両国の国民にとって韓日の緊密協力は大きな関心事である。正しい歴史認識を基に肯定的な関係を構築していこう」と返答した。
8日■グーグル会長が北朝鮮の大学訪問
米IT大手グーグルのシュミット会長が、米国のリチャードソン前ニューメキシコ州知事らとともに7日に訪朝し、8日には北朝鮮の最高学府である金日成総合大学を訪問し、学生らがインターネットを検索する様子などを見学した。同訪朝団は滞在中、人道主義に基づいて北朝鮮の食糧事情や北朝鮮に拘束されている韓国系米国人の解放問題などについても話し合う予定だ。
7日■韓国陸軍、南スーダン派遣団創設
韓国陸軍は、国連南スーダン派遣団(UNMISS)の一員として南スーダン復興支援を行う「ハンビッ部隊」の創設式を行った。創設式には同部隊の兵士ら約300人が出席した。同部隊は、潘基文・国連事務総長の要請を受けて昨年9月27日に国会で派遣同意案が可決し、創立されたもの。韓国軍の国連平和維持活動(PKO)派遣は、ソマリア、西部サハラ、アンゴラ、東ティモール、レバノン、ハイチに続いて7回目となる。
6日■出入国者数が5000万人突破
韓国の年間出入国者数が昨年、初めて5000万人を突破したと法務部が発表した。それによると昨年の出入国者数は前年比10・8%増の5032万2097人で、10年前と比べると2倍以上増えた。出国者数は前年比8・0%増の1406万5176人。一方、外国人入国者数は前年比13・9%増の1112万9305人だった。日本人が350万人、中国人が273万人と両国で全体の5割以上を占めた。
5日■韓米軍当局、統制権指揮体制協議
韓国と米国の軍当局は、韓米連合司令官(在韓米軍司令官)から韓国軍への有事作戦統制権移管および韓米連合司令部解散後の指揮体制について協議するため、「未来指揮構造連合実務団」を昨年12月21日に立ち上げたことを明らかにした。両国は3月まで実務協議を進め、4月に両国軍の合同参謀議長会談を開く。10月に開かれる韓米定例安保協議(SCM)で両国の国防長官が合意する予定。
4日■朴槿惠氏が安倍首相特使と会談
朴槿惠次期大統領は、日本の安倍首相の特使としてソウルを訪れた日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相と会談した。朴槿恵氏は、「韓日両国が新政権発足を契機に、国民感情に合った信頼関係を構築し友好関係がより緊密になるよう努力していきたい。両国国民が幅広い交流を通じて相互に理解し、信頼を築き上げることが重要だ」と述べた。額賀氏は、安倍首相の親書を手渡し、「韓国は隣国で最も重要な国であり、両国とも新しい政権がスタートするのを機会に、よい船出にしたい」とする安倍首相のメッセージを伝えた。
3日■ソウル高裁、靖国放火犯を中国へ
ソウル高等裁判所は、東京の靖国神社に放火した疑いがある中国人の劉強元受刑者の日本引き渡しを認めない決定を出した。中国外務省の華春瑩報道官は、「中国側は今回の結果を歓迎する。中国政府は中国国民の安全と合法的な権利保護を重視している」と語った。中国は劉元受刑者の日本引き渡しを防ごうと外交努力を続けてきた。一方、日本側はソウル高裁の決定に対し、「遺憾の意」を表明した。