16日■朴次期大統領、米代表団と会談
朴槿惠・次期大統領は、訪韓したキャンベル米国務次官補率いる米代表団と会談した。会談では北朝鮮の核開発について「受け入れられるものでなく断固対応する。また北朝鮮に対しては、人道的支援を含む対話の門戸を開く」との考えを示した。そして、「韓米同盟60周年を機に韓米同盟が21世紀型の包括的な戦略同盟に発展することを希望する。北東アジア諸国の信頼友好関係を持続することが重要だ」と語った。
15日■国連、北朝鮮の人権状況に懸念
国連のピレイ人権高等弁務官は、「北朝鮮で金正恩体制が発足して1年以上が経ったが、住民の人権状況は依然ひどい水準にある。20万人が政治犯収容所に収容されており、拷問、性暴行、強制労働など反人権的犯罪が行われている。韓国人と日本人を拉致もしている」と指摘し、「国際社会が北朝鮮の人権状況に対する調査に乗り出すべきだ」と強調した。
14日■韓国とカナダ国交50周年祝う
李明博大統領とカナダのデービッド・ジョンストン総督は、両国の国交樹立50周年を祝う書簡を交換した。李大統領は書簡の中で、「韓国戦争に参戦したカナダは特別な縁で結ばれた伝統的友邦であり、1963年の国交樹立以来、幅広い分野で両国関係が進展した」と評価した。ジョンストン総督は、「両国は国交樹立前から緊密な友邦として関係を発展させてきた。今後も互恵的な関係を持続的に発展させていくことを望んでいる」と述べた。
13日■古里1号・月城1号原発安全テスト
設計寿命の30年間がすでに過ぎた釜山市の古里原発1号機と、慶尚北道慶州市の月城原発1号機について、韓国原子力安全委員会は安全性を確認するためのストレステストを行うことを決めた。古里1号機は、07年6月で30年間の設計寿命が過ぎたため、いったん運転が停止されたが、政府の安全性調査を経て28年1月から運転が再開されていた。月城1号機は、去年11月に設計寿命が終わったため運転停止となっている。
12日■外交通商部長官、アフリカ歴訪へ
金星煥・外交通商部長官は、アフリカ3カ国とアラブ首長国連邦、そしてインドを訪問するため、ソウルを出発した。金星煥長官は、国連安保理理事国であるルワンダやエチオピア、そしてアフリカ連合本部があるモロッコを訪れ、政府高官らと会談。17日にはアラブ首長国連邦のアブダビを訪れ、韓国が非営利財団として設立して、昨年国際機関に格上げされた「グローバル・グリーン成長研究所」の第2回理事会に出席する。20日にはインドで外相会談を行う。
11日■米、グーグル会長訪朝否定的評価
米IT大手グーグルのシュミット会長とリチャードソン前ニューメキシコ州知事らの訪朝について、米国務省のヌランド報道官は、「民間人の資格で彼らは訪問したもので、米政府は今回の訪朝には関与していない。訪朝時期が不適切だったという立場に変わりはない」と語り、シュミット会長らに不快感を示した。シュミット会長ら一行は7日に平壌入りし、北の外務省高官と会談した。
10日■朴次期大統領が中国特使と会談
朴槿惠・次期大統領は、中国政府特使として来韓した張志軍外務次官と会談した。張次官は朴次期大統領に、習総書記からの親書を手渡した。親書では「中国は過去を継承して未来を開いていく。そして中韓関係が新たに発展するよう、共に努力していく」と強調した。朴槿惠次期大統領は「韓国は中国の大切な隣人であり、戦略的な協力パートナー関係にある。韓中の新政権が戦略的な協力パートナー関係を一層充実させられるよう努力する」と話した。