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2013/02/01

<週間ダイジェスト>1月24日~1月30日

30日■李大統領、自民党の二階氏に勲章

 李明博大統領は、青瓦台(大統領府)で自民党の二階俊博総務会長代行と会談し、「韓日の政治家交流が拡大されなければならない。両国は未来志向的に進むべきだ」と述べた。そして李大統領は、昨年の麗水国際博覧会や観光交流拡大に貢献したとして、二階氏に「金塔産業勲章」を授与した。二階氏は「両国交流の新時代を切り開くため努力したい」と語った。

29日■金容俊・国務総理候補が辞退

 朴槿惠新政権の初代国務総理候補に指名されていた大統領職引き継ぎ委員会委員長の金容俊氏が、首相候補を辞退した。金氏は総理候補に指名されて後、1970~80年代に購入した土地が投機目的だったのではないかとの疑惑、長男が標準体重以下、次男が痛風でそれぞれ兵役を免除されていることについても兵役逃れ疑惑が浮上し、批判が高まっていた。引き継ぎ委の尹昶重報道官は、金氏が「国民に心配を掛け、朴次期大統領にも迷惑を掛けた。候補を辞退する」との決心を表明したと伝えた。

28日■李大統領が大統領特赦断行へ

 李明博大統領は、最側近で前放送通信委員長の崔時仲氏、世中ナモ旅行会長の千信一氏らへの特赦を断行すると表明し、29日に断行した。08年の与党ハンナラ党(現セヌリ党)代表選をめぐる買収疑惑で懲役8月・執行猶予2年の判決を受けていた前国会議長の朴熺太氏らも特赦対象に入った。朴槿惠・次期大統領は、「大統領の権限を乱用するもので、国民の意思に背く」と反対していた。李大統領は「権限乱用ではなく、法と原則に基づいて実施した」と述べた。

27日■大統領就任式テーマ「統合と前進」

 2月25日に行われる朴槿惠・次期大統領の就任式のテーマが、「統合と前進、国民の暮らしの中へ」と決まった。準備委員会は「国民の大統合によってエネルギーを一つにまとめ、希望に満ちた新しい時代に進もうという意味」と説明した。就任式では朴槿惠・次期大統領による国立墓地参拝、就任式典、祝賀行事、晩さん会などが行われ、式典の前の行事には、世界的ヒット歌手PSYなどが出演予定。

26日■昨年の訪日韓国人は204万人

 日本の観光庁は、昨年1年間に日本を訪れた韓国人が、前年比23・3%増の204万4300人と発表した。東日本大震災が発生した前年の2010年に比べるとまだ16%減少しているが、11年の東日本大震災と福島第一原発での放射能漏れ事故で大きく減少した訪日韓国人が回復し始めたのと、昨年秋以降徐々に進んでいる円安傾向が大きいと同庁は分析している。

25日■米代表、中国との連携を強化

 北朝鮮の核開発問題をめぐる6カ国協議の米首席代表を務める、デービース国務省北朝鮮担当特別代表が中国・北京で記者会見し、3回目の核実験を示唆している北朝鮮に対し、米国と中国が連携を強化して対処するとの考えを示した。デービース氏は、国連安全保障理事会の北朝鮮に対する制裁決議案採択について、「国際社会がこれまでの北朝鮮決議をきちんと実行することが重要だ」と述べた。

24日■李大統領の実兄に懲役2年判決

 ソウル中央地裁は、政治資金法違反などの罪で起訴された李明博大統領の実兄で前国会議員の李相得被告に対し、懲役2年と追徴金約7億5000万ウォン(約6300万円)の実刑判決を言い渡した。李氏は国会議員だった07年から11年までに、貯蓄銀行会長から約6億ウォンを不正に受け取った。また自身が社長を務めた企業から適正な会計処理を行っていない約1億5000万ウォンを「顧問料」として受け、昨年7月に起訴されていた。