20日■韓米軍、ミサイル防衛演習実施
韓米連合司令部は、「韓国の防衛における重要な任務を継続する訓練の一環として、韓米両軍今月1日に誘導弾防衛演習を実施した。定期演習で数カ月間準備した」と発表した。サーマン韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官を兼務)は、「誘導弾防衛について統合訓練の成功を確認できた。韓国に対する持続的な防衛を提供する韓米同盟公約を示すものだ」と強調した。また韓米両軍は19日から東海で対潜水艦訓練を実施した演習を24日まで行っていく。
19日■李明博大統領、退任控えて演説
李明博大統領は、来週の退任を前に演説を行い、「現政権への評価は歴史にゆだねる。韓国が世界の中心国になったことは明確だ。大統領としての義務は終わっても、国民の幸せのために名誉ある義務は続いていく。愛する祖国のために小さなことでも奉仕できることがあれば取り組みたい」と話し、身内や側近の不正事件については、「国民に心配をかけて申し訳ない」とあらためて謝罪した。
18日■北が09年に南北首脳会談を提案
李明博大統領は、北朝鮮の故金正日総書記が2009年、中国の温家宝首相(当時)を通じて南北首脳会談の開催を提案していたことを明らかにした。李大統領は金総書記の提案に対し、「韓半島の平和を維持し、核問題に進展があれば会う用意がある」と答えた。さらに、温首相を通じて金総書記のソウル訪問を求めたが、温首相は「会談場所にはとらわれないほうがよい」と李大統領を説得したとのこと。李大統領はまた、北朝鮮が南北首脳会談開催の代価を求めたが、韓国政府が拒否したため、会談が実現しなかったことを示唆した。
17日■リビアで違法布教の韓国人逮捕
リビアで韓国人を含む外国人4人が、違法な布教活動を行ったとして逮捕された。リビア警察が、ベンガジで逮捕したもので、国籍は韓国、南アフリカ共和国、エジプトで、もう1人は米国とスウェーデンの二重国籍。韓国大使館関係者は「リビア当局および家族と緊密に連絡と取り合い、国民保護に最善を尽くす」と話した。国民の多くがイスラム教徒のリビアでは、キリスト教の布教活動が法律で禁止されている。
16日■大統領選、50代の投票最多82%
昨年12月19日に行われた第18代大統領選挙について、中央選挙管理委員会は、出口調査などによる投票率の最終分析結果を発表した。それによると、50代の投票率が最多の82%で、次に高かったのは60代以上で80・9%、次が40代で75・6%、以下、30代70%、20代68・5%と年齢が下がるほど投票率は低下した。初めて有権者の資格を得た19才の投票率は74%で、20代の投票率を上回った。男女別では、女性の投票率が76・4%と、男性の74・8%を上回った。
15日■朴大統領就任式に7万人出席へ
大統領就任準備委員会は、25日に行われる朴槿惠・次期大統領就任式の出席者数が当初予定から1万人増えて7万人になると発表した。特別招待者は2000人から3000人に増え、独立運動の指導者、故金九氏の孫や、李承晩初代大統領を退陣させた4・19革命(四月革命)関係者、島民が軍などに虐殺された1948年の済州4・3事件の関係者らが出席する。同委は「国民大統合、社会的弱者への配慮を考慮して選んだ」と説明した。
14日■国会、北朝鮮糾弾決議案を採択
国会は、北朝鮮が3回目の核実験を行ったことについて「韓国国民の生命と安全を脅かす深刻な挑発行為である」と糾弾する決議案を採択した。決議案では北朝鮮に対し、「根本的な核問題の解決のため核物質・核施設を含む全ての核開発プログラムを放棄し、核拡散防止条約(NPT)と国際原子力機関(IAEA)体制に復帰する」ことを促した。また、国会は超党派で協力し、北朝鮮の核問題の根本的な解決に向けて努力することを確認した。