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2013/04/19

<週間ダイジェスト>4月11日~4月17日

17日■韓国軍がアパッチ36機導入へ

 防衛事業庁は、戦車を撃破する陸軍の大型攻撃ヘリコプター導入に、米ボーイングの「AH64E」(通称アパッチ)を選定した。1兆8000億ウォン(約1577億円)をかけて、36機を2016年から2018年まで導入する。同機種は米国と台湾、サウジアラビアが購入している。

16日■非武装地帯近くに米軍ヘリ墜落

 非武装地帯(DMZ)に近い韓国・江原道鉄原郡の射撃場で、米軍のヘリコプター1機が着陸の際に墜落した。ヘリには米軍兵士14人が搭乗していたが、墜落前に脱出した。14人は全員、ソウル・竜山基地内の米軍病院に移送された。事故発生を受けて、米軍は救急車2台と医療スタッフを現地に派遣。事故現場は米軍が立ち入り禁止にしている。

15日■外交部長官、北朝鮮に変化促す

 尹炳世・外交部長官は、「北朝鮮が変化しなければ経済発展の希望はない。それに気付くよう、中国の影響力を増大するため努力している」と述べた。さらに「北朝鮮が現在の挑発を続ける限り、中国人は北朝鮮が資産ではなく負債であると認識するだろう」と語った。韓国政府の対話提案を北朝鮮が拒否したことについては、「深い遺憾を表する」と述べた。

14日■北朝鮮が韓国の対話提案を拒否

 北朝鮮の対韓国窓口機関「祖国平和統一委員会」は、韓国政府の対話提案について「開城工業団地を危機に陥れた犯罪的行為の尾を切り落とし、対決的姿勢を隠すためのずる賢い術策であり、南朝鮮(韓国)当局が真の対話の意志があるのなら根本的な対決姿勢を捨てることが先だ」と強調した。

13日■韓米が北問題で共同声明発

 米国のケリー国務長官はソウル入りし、尹炳世・外交部長官と会談した。また韓米共同声明が発表され、その中で「北が国際的な義務を守り、意味のある措置をとるならば、2005年の6カ国協議の共同声明での合意事項を実施する準備ができている」と、北がすべての核兵器と核開発計画の放棄を約束すると同時に、関係国はエネルギーの支援などそれに相応する見返りをすることを明らかにした。

12日■韓日中ASEANセンターが会合

 韓日中のASEAN(東南アジア諸国連合)センターが、ソウルで事務総長会合を開いた。会合には韓国ASEANセンターの鄭海文・事務総長、日本ASEANセンターの大西克邦・事務総長、中国ASEANセンターの馬明強・秘書長らが出席。3者は合同セミナー開催、センターホームページのリンク、情報共有の拡大などを推進することで合意した。

11日■外相とNATO事務総長が会談

 尹炳世・外交部長官は、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長と会談。尹外相は北朝鮮の挑発がエスカレートしている韓半島情勢について、韓国政府の立場を説明し、NATOとの協力強化の考えを示した。ラスムセン事務総長は、対北朝鮮政策で韓国と連携する方針を明らかにし、北の威嚇的態度を批判した。