15日■セヌリ党院内代表に崔炅煥氏
与党セヌリ党は、新院内代表に朴槿惠大統領に近い崔炅煥国会議員を選出した。経済官僚出身の崔氏は朴大統領とハンナラ党(セヌリ党の前身)の非主流時代から苦楽を共にしてきた最側近の一人である。昨年末の大統領選では朴陣営の秘書室長を務め、当選の最大功労者と呼ばれた。与党と青瓦台(大統領府)の調整のほか、10月の国会議員再・補欠選を担当する。任期は同日から1年。
14日■東海での韓米合同軍事訓練終了
韓米軍当局は、東海上で米海軍の原子力空母「ニミッツ」が参加する海上訓練を、13、14の2日間行った。米軍はニミッツのほか、空母航空団(CVW)、空母打撃群(CSG)、イージス駆逐艦、巡洋艦などが参加。韓国軍はイージス駆逐艦「世宗大王」(7600㌧級)、韓国型駆逐艦などが動員された。ニミッツは全長332㍍、幅76㍍で、サッカー場の3倍に相当する飛行甲板を持つ。
13日■朴大統領が元報道官問題で謝罪
朴槿惠大統領は、尹昶重・元大統領府報道官が大統領訪米同行中のセクハラ疑惑で更迭された問題について、「国民を大きく失望させて申し訳ない」と謝罪した。朴大統領は、「公職者としてあるまじきこと」として、セクハラを受けたとされる韓国系米国人の女性らに謝罪した。さらに朴大統領は、「疑惑に関連した者は全員が捜査に協力し、責任を取らなければならない」と述べ、また今回の問題を機に公職者の綱紀の乱れを正すと述べた。
12日■「DMZ平和公園」造成を推進へ
朴槿惠大統領が米議会演説で言及した「非武装地帯(DMZ)世界平和公園」構想について、韓国政府が具体的な計画推進に動き出した。北朝鮮との協議を担当する統一部、軍事実務協議を担当する国防部、公園造成計画を立てる国土交通部と環境部が中心となって推進する予定だ。政府機関のほか、これまでDMZの平和的活用事業を推進してきた民間団体を参加させて、アイデアやノウハウを出してもらう。同公園造成は大統領選の公約の一つ。
11日■強制動員調査委が活動期限延長へ
来月に活動期間が終了する政府機関「対日抗争期強制動員被害調査および国外強制動員犠牲者など支援委員会」について、韓国政府は活動期間を6カ月延長することを決めた。安全行政部関係者は、「国外の強制動員に対する被害補償がまだ終わっていないため」と説明した。同委の期限を年末まで延長しても、国内強制動員に対する被害補償までは手が回らないため、委員会の常設化の必要性が、政府内で指摘されている。
10日■大統領府報道官が訪米中に更迭
朴槿惠大統領の訪米に同行していた青瓦台(大統領府)の尹昶重報道官が、国家の品位を傷つけたとして更迭された。尹氏はワシントン滞在中に業務をサポートする在米韓国大使館の女性インターンの尻を触るなど、セクハラ行為を行った。現地警察は「性犯罪事件に対する調査を行っている」と認めたが、具体的な言及はしていない。女性は米市民権を持ち、朴大統領の訪米日程をサポートするために採用された。
9日■中国の口座閉鎖は安保理決議履行
趙泰永・外交部報道官は定例会見で、中国国有大手の中国銀行による北朝鮮の貿易決済銀行「朝鮮貿易銀行」に対する口座閉鎖と取引停止措置について、「中国政府は国連安保理の制裁決議採択時も採択後も、責任を持って決議を履行すると明言した。朝鮮貿易銀行は国連安保理の制裁対象には含まれていないが、(中国銀行の措置は)中国政府が示した方針に沿ったものと思う」と評価した。