12日■尹外交部長官がインドネシアへ
尹炳世・外交部長官が第6回東アジア・ラテンアメリカ協力フォーラム(FEALAC)外相会合に出席するため、インドネシアへ出発した。FEALACは東アジアと中南米地域の唯一の政府間多国間協議体であり、東アジア16カ国と中南米20カ国が2年ごとに閣僚会合を開催している。尹長官はインドネシアで、ユドヨノ大統領を表敬訪問し、外相会談も行う。14日にシンガポールでも外相会談を予定している。
11日■代表人選で合意できず会談中止
韓国と北朝鮮は、ソウルで12~13日に開催する予定だった当局者会談の首席代表に合意できず、中止となった。韓国政府当局者によると、韓国側は「南北問題を責任を持って協議・解決できる当局者」を首席代表に、北朝鮮側は「上級当局者」を首席代表として通知した。韓国側は次官級を、北朝鮮側は南北関係に関わってきた人物を決めていたとされる。韓国政府当局者は「南北双方が当初提示した首席代表を譲らなかった」と述べた。
10日■6月民主抗争26周年行事開催
1987年に起きた大統領の直接選挙制などを求めた「6月民主抗争」から26周年を迎え、ソウル市庁では記念行事が開かれた。記念行事には、ソウル市長、与野党の代表、民主化運動記念事業会の関係者ら約400人が参加した。最初に安全行政部長官が朴槿惠大統領の式辞を代読した。式辞の中で朴大統領は、「国民の民主化への熱望が偉大な歴史の進展を成し遂げた」と述べた。
9日■安哲秀議員が構造改革に意欲
昨年の大統領選で直前に立候補を断念した後、今年4月の国会議員補欠選挙で当選した無所属の安哲秀議員は、自ら設立したシンクタンク「政策ネットワーク明日」の開所式に出席して、「最も重要な課題は国民の生活と関連したことだ。国民の考えを十分反映できない政治システム、雇用を創出できない経済システムなど、全般的な構造改革を通じて問題を解決していきたい」と強調した。「政策ネットワーク明日」の設立は新党結成の準備と推測されている。
8日■南北会談の実務協議を開催へ
韓国と北朝鮮は、板門店の韓国側施設「平和の家」で実務協議を開催することを決定。9~10日に実務協議が行われた。協議では長官級会談をめぐる代表団の規模や滞在日程、議題などについて意見交換を行った。南北間の実務協議は2011年2月に海軍哨戒艦「天安」沈没事件や延坪島への砲撃事件を協議するために開かれた第39回軍事実務協議以来、2年4カ月ぶりとなる。会議では、12日に南北長官(閣僚)級会談を開催することを事実上合意した。
7日■韓国軍が全軍指揮官会議を開催
金寛鎭・国防部長官は、全軍主要指揮官会議を主管した。同会議には鄭承兆・合同参謀本部議長や陸海空軍の参謀総長、海兵隊司令官など約140人が出席した。今年前半期の軍事防衛態勢の評価や国防政策の推進評価、各種表彰などが行われた。2015年末に予定されている韓米連合司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権移管に備えて主要防衛力の改善を進めたことを確認した。
6日■朴槿惠大統領、顕忠日記念式出席
韓国を守るために犠牲になった人びとを追悼する第58回顕忠日記念式典が、国立ソウル顕忠院で行われた。朴槿惠大統領は、「北朝鮮が選択すべき変化の道は『韓半島信頼プロセス』(対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す政策)を積極的に受け入れ、国際社会の責任ある一員として共に努力していくことだ」と述べ、「北朝鮮は一日も早く孤立の道を捨て、韓国と国際社会が差し出す平和の手を勇気を持って握るよう望む」と強調した。