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2014/01/17

<週間ダイジェスト>1月9日~1月15日

15日■民間団体の北朝鮮支援を承認

 統一部は、民間3団体の北朝鮮への人道支援物資の搬出を承認したと発表した。支援物資は北朝鮮南部の黄海北道地域の乳幼児に提供される粉ミルクや肌着など計4億2500万ウォン(約4200万円)相当。北朝鮮支援が承認されたのは今年初めて。統一分は昨年の朴政権発足以後、約68億ウォンの民間団体による支援を承認している。統一部は、「民間団体の支援を積極的に拡大して、承認することを検討している」と説明した。

14日■黄祐呂・セヌリ党代表が新年会見

 与党セヌリ党の黄祐呂代表は新年会見を行い、公企業改革、国民生活、地方政府の革新の三つを新年の課題として提示した。黄代表は、放漫経営が批判されている公企業のテコ入れを図ると同時に、国民の健康、若者の雇用創出など生活に密着した政策に力を入れたいと強調した。多額の負債を抱える地方自治体の財政問題にも取り組むと語った。朴政権の国政運営をサポートするとともに、6月の統一地方選で有権者の支持を得たい狙いがあるとみられる。

13日■ソウル市長「安哲秀氏と信頼維持」

 朴元淳ソウル市長は、無党派層などから絶大な人気を誇る安哲秀・国会議員(無所属)との関係について、「新しい政治を目指すことで接点があり、今でも信頼関係が維持されている」と強調した。2011年10月に実施されたソウル市長補欠選挙で、安議員は同選挙への出馬が取り沙汰されていたが、最終的に不出馬を決め、朴市長を支持する意向を表明し、朴市長実現に貢献した。安議員側が6月4日のソウル市長選に独自候補を出す話が出ており、今後の成り行きが注目される。

12日■「思いやり予算」韓国負担5・8%増

 外交部は、在韓米軍駐留経費負担(思いやり予算)に関する特別協定(SMA)の締結に向けた、米国との協議の結果を発表した。それによると韓国政府の今年の負担額は9200億ウォン(約901億円)で、前年比5・8%引き上げられた。韓米はまた、負担金の使途の透明性を高めるため、負担金を割り当てる段階から事前調整を強化することなどで合意した。

11日■国防部「韓米合同演習は防衛訓練」

 国防部は、来月末に始まる韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォールイーグル」について、「訓練は韓米間の指揮系統と戦闘遂行能力を強化するもので、米軍増員戦力の朝鮮半島展開を保障する目的で行う定例の訓練。防衛的概念の訓練だ」と強調した。韓米海兵隊はフォールイーグルの一環として、3月末に支援部隊を含め1万人前後が参加する定例の上陸訓練を実施予定だ。

10日■原発部品贈賄で被告に懲役15年

 釜山地方裁判所は、アラブ首長国連邦への輸出用原子力発電所の部品納品の見返りとして、現代重工業から17億ウォンを受け取った罪で起訴された韓国水力原子力の元部長に対し、懲役15年と、罰金35億ウォン、追徴金4億3050万ウォンを言い渡した。裁判所はまた、現代重工業の元総括常務ら4人に対して、最高で懲役3年6カ月の実刑判決を言い渡した。

9日■離散家族再会拒否に遺憾表明

 統一部は、韓国戦争で生き別れになった離散家族の再会を旧正月(今年は1月31日)前後に開こうという韓国政府の提案を北朝鮮が拒否したことについて、遺憾の意を表明した。北朝鮮の「祖国平和統一委員会」は、統一部に対しての通知文で、旧正月の離散家族再会は時間的に余裕がないこと、韓国で近く韓米合同軍事演習が行われることなどを理由に離散家族再会を拒んだ。