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2014/02/21

<週間ダイジェスト>2月13日~2月19日

19日■安保理非常任理事国に立候補へ

 韓国政府は、2028~29年の国連安全保障理事会非常任理事国入りを目指すと明らかにした。政府関係者は、国際社会に貢献する意味で15年に一度は非常任理事国を務めたいとして、「28年から2年任期の非常任理事国に立候補した」と述べた。安保理は5カ国の常任理事国と、地域ごとに選出される10カ国の非常任理事国(2年任期で毎年5カ国を入れ替える)で構成される。非常任理事国としてアジア・太平洋グループには2議席が割り当てられている。

18日■統一部、国連の北人権報告書支持

 統一部は、北朝鮮が国家レベルによる「人道に対する罪」を犯しているとする国連北朝鮮人権調査委員会(COI)の報告書を支持し、南北間の相互誹謗中傷禁止合意と北朝鮮の人権問題に対する提起は別だとする立場を表明した。統一部は、「人権は人類の普遍的な価値という観点で見るもので、誹謗中傷とは異なる」と説明した。在ジュネーブ北朝鮮代表部は、「報告書のような人権侵害は北にはない。人権保護を口実にした圧力には強く対応する」との声明を発表した。

17日■李石基・野党議員に懲役12年求刑

 北朝鮮の革命路線に追従し、韓国の体制転覆を謀議したとして内乱陰謀罪などに問われた野党・統合進歩党の李石基・国会議員らの判決公判が、水原地裁であった。裁判所は李被告に対し、懲役12年、資格停止10年(求刑懲役20年、資格停止10年)を言い渡した。裁判所は李被告が結成した地下組織について、「内乱容疑の主体で、総責任者は李議員であることが認められる」と判断した。

16日■安哲秀氏の新党名は「新政治連合」

 2012年末の大統領選挙に出馬を表明して無党派旋風を巻き起こした安哲秀・国会議員(無所属)が率いる新党の名称が「新政治連合」に決まったと、新党準備組織が発表した。同組織は7日から1週間、国民から約5100件の新党名を受け付け、世論調査を行い、最も多い支持を受けた「新政治連合」を新党名に決めた。新党は3月に正式発足し、6月の統一地方選に候補者を送り出す。

15日■江原道に記録的大雪、被害大きく

 江原道の東海岸沿いで、気象観測を始めて以来もっとも長い9日連続で雪が降り続き、農業への被害が58億ウォンを超える見通しとなった。道路の除雪作業も困難で、山間部の10の地区で合わせて100世帯が孤立状態となった。大雪は今後も断続的に続く見通しで、被害拡大が懸念される。

14日■南北が2回目の高官級協議開催

 韓国と北朝鮮が、軍事境界線上にある板門店の韓国側施設「平和の家」で高官級協議を再開した。韓国側は国家安保室の金奎顕・第1次長、北は朝鮮労働党統一戦線部の元東淵・副部長が首席代表として出席。双方は①南と北は離散家族の再会行事を予定通り実施する②南と北は相互の理解と信頼を増進するために相手に対する誹謗と中傷をしない③南と北は相互の関心事となる問題を引き続き協議し、南北関係を発展させるために積極的に努力し、双方の都合の良い時期に高官級協議を行うことで合意した。

13日■米国務長官、韓日関係改善願う

 韓国を訪れたケリー米国務長官は、尹炳世・外交部長官と会談した。会談後に行われた記者会見でケリー長官は、「韓国と日本が歴史を克服し、関係を進展させることが良いことだ。良好な関係は米国の利益にも合致し、韓日間の利益にも合致する」と述べ、韓日関係改善に期待を表明した。さらに「北朝鮮の核の脅威に立ち向かい、3カ国協力を強力に維持することが重要だ」と強調した。