26日■鄭夢準氏、6月ソウル市長選出馬
元国際サッカー連盟(FIFA)副会長で、与党セヌリ党重鎮の鄭夢準・国会議員が、「6月のソウル市長選に出馬する。今週日曜日(3月2日)に出馬宣言をする」と明らかにした。ソウル市長選は6月4日に投開票される統一地方選で、最も注目される選挙の一つだ。セヌリ党では李恵薫・最高委員、金滉植・前国務総理も近く出馬を表明する。最大野党民主党の朴元淳市長も再選を目指しており、激しい選挙戦が予想される。
25日■韓国軍、「多機能観測鏡」導入へ
防衛事業庁は、地上軍の標的情報収集能力向上のため「多機能観測鏡」を韓国メーカーから購入する方針を明らかにした。同観測鏡の類似装備開発実績が高いことを評価したもので、類似装備を軍用に改造しテストを経て納品を最終決定する。韓国メーカーから購入することで、海外からの購入よりも安定供給が可能になる。同観測鏡は収集した距離、敵の位置標的情報を通信で伝達するほか、火力誘導および被害判定などの機能も備えている。
24日■韓米合同軍事演習が始まる
韓国と米国は、韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォールイーグル」を開始した。指揮所演習のキー・リゾルブは3月6日まで、兵士や装備が動員されるフォールイーグルは4月18日まで実施される。キー・リゾルブには韓国軍1万人弱、米軍約5200人、フォールイーグルには韓国軍20万人弱、米軍は約7500人と、前回より規模が縮小した。韓国軍は、鳥インフルエンザ対策など民間支援に一部兵力を割くため、人員を減らした。
23日■ソウル市、平壌市とサッカー交流
ソウル市は市議会への報告で、統一部と協議して南北高官級協議の際にソウルと平壌のサッカー交流戦再開を議題に含むように要請すると発表した。3月には同交流戦の歴史的な意味を説明した案内書を製作、市民に配布する。ソウルと平壌のサッカー交流戦「京平戦」は、1929年に京城市(現ソウル市)と平壌市の学生が中心となって初めて競技が行われた。その後、1946年3月にソウルで再開されたが、南北分断後は中断していた。
22日■離散家族別再会行事、第一陣が帰国
北朝鮮の金剛山で20日に始まった19回目の離散家族再会で、北の肉親178人と再会を果たした韓国側82人とその家族が、韓国側に戻った。離散家族再会は第二陣が、23日から25日までの予定で、北側の再会希望者88人が韓国に暮らす肉親361人と再会する。韓国側参加者361人は、束草で手続きと簡単な健康診断を受けたあと、金剛山に向かった。
21日■民間2団体の北人道援助を承認
統一部は、韓国内の二つの民間団体が申請した北朝鮮への人道支援物資の搬出を承認したと明らかにした。ユジンベル財団は7億2000万ウォン(約6880万円)相当の多剤耐性結核の治療薬を、1090平和と統一運動は3億4000万ウォン相当の粉ミルク17㌧を支援する。統一部は今年、これまでに5団体が申請した計15億3000万ウォン相当の北朝鮮への人道的支援を承認した。
20日■鄭総理、崩落事故の原因究明指示
鄭烘原・国務総理は、慶州郊外のリゾート施設にある講堂の屋根が崩落して釜山外国語大学校生らが死傷した事故で、事故原因を徹底的に調査して、真相を明らかにした上で責任者を厳しく処罰するよう指示した。また、後輩らを助けようとして犠牲になったヤン・ソンホさんを「義死者」に認定することを、積極的に検討するよう求めた。認定されれば、遺族に補償金などが支給されることになる。