20日■軍幹部が巨額のネット賭博で摘発
韓国軍は、インターネットサイトを使ってスポーツ賭博をしたとして、軍の幹部2人が摘発されたことを明らかにした。摘発されたのは中尉(25)と軍曹(24)の初級幹部2人で、軍曹は拘束され、中尉は不拘束で調べを受けている。スポーツ賭博で約3億ウォン(約3000万円)を使い込んだ軍曹が中尉にサイト登録を勧誘し、中尉も約2500万ウォンを使い込んだという。軍当局は他にもネット賭博サイトに登録した幹部がいるかどうか、捜査を進めている。
19日■サイバー司令部の「政治関与」確認
国防部調査本部は、軍サイバー司令部が2012年の韓国大統領選前後に政治関連の書き込みをした疑惑について捜査した結果、元司令官を含む21人を刑事立件したと発表した。調査本部は「サイバー司令部の心理担当の作戦要員らは正常な作戦範囲を超え、特定政党と政治家に言及する書き込みをした。元司令官らはこれに対する適切な措置を取らなかった」と、軍刑法の「政治関与」に該当する違法行為を行ったことが確認されたとした。
18日■韓米合同軍事演習、8万人で開始
韓米の定例合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)が始まった。韓国側は約5万人、米軍側は約3万人が参加。休戦協定の履行および順守を確認・監督する中立国監督委員会のスイスとスウェーデン関係者も参観した。今回の演習には、核兵器や大量破壊兵器(WMD)など北朝鮮の脅威に対応するため、韓米が共同で整備した「状況に応じた抑止戦略」が初めて正式に導入された。北朝鮮は今回の演習に強く反発している。
17日■金大中氏死去5年、北が花輪と弔電
北朝鮮の金正恩第1書記は、故金大中元大統領の死去5年に際して、韓国側に花輪と弔電を送った。朝鮮労働党統一戦線部長の金養建氏が、開城工業団地で金元大統領の最側近だった新政治民主連合の朴智元・国会議員、林東源・元統一部長官、次男の金弘業・元議員らに手渡した。花輪には「故金大中元大統領を追悼して、金正恩」とのメッセージが添えられた。弔電の内容は明らかにされていない。
16日■外交部、歴史問題特別チーム設置
外交部は日本との歴史問題の解決に向け、東北アジア局傘下に東北アジア歴史タスクフォース(特別チーム)を設置した。同タスクフォースは、日本との歴史問題や慰安婦問題を深く研究し体系化する実務業務などを担当する。外交部関係者は「東北ア1課に業務が集中したため、タスクフォースを設けることになった」と明らかにした。韓国と日本は旧日本軍慰安婦の被害者問題などを話し合う4回目の局長級協議を控えている。
15日■朴大統領、光復節記念式典で演説
朴槿惠大統領は、日本植民地支配からの解放記念日である「光復節」の記念式典で演説し、北朝鮮に対し「統一未来時代に受け継がせる大切な文化遺産を南北共同で発掘、保存していこう」と呼び掛けた。韓日関係については、「慰安婦被害者が納得できる前向きな措置を要求してきた。この問題を正しく解決したときに韓日関係が堅実に発展し、国交正常化50周年を両国の国民が心から祝うことができる」と力説した。
14日■女性議員46人、慰安婦問題謝罪要求
女性国会議員46人が日本政府に対し、旧日本軍の慰安婦問題について声明を発表した。声明では「日本政府と一部の政治家が旧日本軍による慰安婦に関する犯罪の歪曲と妄言を続けており、被害者らの人権が繰り返し侵害されている。慰安婦問題は、日本軍による非人道的性犯罪で、国際人権機関だけでなく世界の良識ある勢力が日本政府の法的責任遂行を促した」と指摘し、真実を認め法的責任を負うことを求めた。