8日■外交部長官、民主主義フォーラムへ
尹炳世・外交部長官は、インドネシアのバリ島で10~11日に開催される「第7回バリ民主主義フォーラム」に出席するため、出国した。バリ民主主義フォーラムは、民主主義の発展策などを議論するアジア・太平洋地域の政府間フォーラムで、08年からインドネシア政府が中心となって開催している。今年は「変化する民主主義の姿」をテーマに、約80カ国から閣僚や高官らが出席する。
7日■北朝鮮の警備艇がNLLを侵犯
北朝鮮の警備艇が、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)を侵犯し、韓国軍の警告射撃を受けて退却した。機関砲による撃ち合いもあったという。合同参謀本部の関係者は「午前9時50分ごろ、北朝鮮の警備艇1隻が延坪島西方NLLを約0・5ノーティカル・マイル(海里)侵犯した」と説明。警告通信と警告射撃を実施した韓国軍に対し、北朝鮮警備艇が応戦して撃ち合いが発生したという。
6日■インドネシアと戦闘機開発で合意
防衛事業庁は、インドネシア国防省と韓国型戦闘機(KFX)共同体系開発に関する基本合意書を締結した。インドネシアで行われた締結式にはプルノモ・ ユスギアントロ国防相や趙泰永・駐インドネシア大使らが出席した。今回の合意書締結は、2010年7月に締結した両国の戦闘機共同開発に関する了解覚書(MOU)に基づくもの。共同体系開発事業に関する基本原則を確認して、両国間の費用や業務の分担をめぐる基準確立を目的とする。
5日■米国防・国務次官補訪韓、政策協議
米国のシアー国防次官補(アジア太平洋担当)とラッセル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が訪韓し、李京秀・外交部次官補らと会談し、韓米同盟の懸案や地域および国際社会の懸案について協議した。北朝鮮の金正恩・第1書記の最側近、黄炳誓・朝鮮人民軍総政治局長ら北朝鮮高官の訪韓についても意見交換し、北朝鮮政策を調整した。また、日本の集団的自衛権行使容認や日米防衛協力のための指針(ガイドライン)再改定についても意見を交わした。
4日■鄭国務総理、北朝鮮高官らと会談
鄭烘原・国務総理は、仁川アジア大会の閉会式が開かれた仁川のアシアードメーン競技場で、訪韓した黄炳誓・朝鮮人民軍総政治局長ら北朝鮮高官と約14分間会談した。会談には韓国側から金寛鎭・国家安保室長、柳吉在・統一部長官、韓基範・国家情報院第1次長らが、北朝鮮側から前の軍総政治局長で国家体育指導委員会委員長の崔竜海書記、金養建・朝鮮労働党統一戦線部長が出席した。鄭国務総理は、「今後、高官級協議を通じて肌で感じられる成果を挙げることを期待する」と話した。
3日■歴史教科書の国定化、教師ら反対
教育部が、中学高校で使われる歴史教科書を国定にする動きを進めていることについて、全国小中高校の歴史教師1034人が、実名で国定化に反対する共同宣言を発表した。共同宣言に名を連ねたのは、全国780人の小中高校の歴史教師らで、全国の歴史教師約6000人の10%が参加したことになる。宣言では、現場の教師の多くが反対する歴史教科書の国定化を強行する場合は、憲法裁判所に提訴するなど、あらゆる手段で国定教科書廃止運動を繰り広げる計画を明らかにした。
2日■新政治民主連合の院内代表辞任
最大野党・新政治民主連合の朴映宣・院内代表が辞任した。朴代表は、女性として憲政史上初めて主要政党の院内代表に就任したが、5カ月で退いた。新政治民主連合は7月30日の国会議員の再・補欠選挙で惨敗し、共同代表が引責辞任。朴氏は党代表代行となる非常対策委員会委員長に就任し、党の再建に向け陣頭指揮を執った。朴氏の辞任で、通常国会会期中に院内代表団が不在という初の事態に陥った。