12日■日本の離島防衛訓練に韓国軍参加
日本と米国が19日まで実施している共同軍事訓練「キーン・ソード」に、韓国軍がオーストラリア軍と共にオブザーバーとして参加する。同訓練は日本の離島防衛を目的に隔年で実施されている。韓国軍は米軍の要請で同演習に2010年からオブザーバーとして参加。10年に4人、12年に2人の中佐を派遣した。今年の訓練には自衛隊から約3万人、米軍から約1万人が参加。
11日■軍サイバー司令部独立庁舎新築へ
国防部は、軍サイバー司令部の独立庁舎を2016年までに新築する計画を立てている。同司令部の内部文書によると、新築庁舎の規模は4万3504平方㍍、予算は717億ウォン(約75億5000万円)。国防部は、サイバー戦のための事業管理、研究開発、教育機能、サイバー模擬訓練場の設置のため独立した庁舎が必要と説明している。新庁舎の建設場所はソウル市竜山区の防衛事業庁(京畿道果川市に来年移転予定)跡地になる見込みだ。
10日■韓国軍、北朝鮮兵に警告射撃20発
合同参謀本部関係者は、北朝鮮軍の兵士約10人が午前9時40分ごろ、京畿道・坡州の軍事境界線に近づいたため、警告放送後に警告射撃を行ったと発表した。韓国軍は小銃のK2や機関銃のK3で約20発の警告射撃をしたが、北朝鮮側は応射しなかった。北朝鮮兵は午後1時ごろ撤収した。北朝鮮兵は軍事境界線の表示板の撮影などを行っていた。韓国軍の銃弾は北朝鮮側に着弾しなかったという。
9日■西アフリカに医療支援チーム派遣
韓国政府は、エボラ出血熱の感染拡大に対応するための医療支援チームの派遣地として、西アフリカのシエラレオネを暫定決定した。英国が建設中のエボラ熱治療センターで活動する予定。政府は医療チーム本隊の派遣に先立ち、外交部や国防部、保健福祉部、韓国国際協力団(KOICA)の職員、民間の保健専門家ら12人でつくる先発隊をシエラレオネに送る。先発隊は医療チームの活動地になると予想されるシエラレオネの首都フリータウンにある治療センターを訪問し、診療状況や施設、勤務環境などを点検する。
8日■外交部、北朝鮮の米国人解放歓迎
外交部は「北朝鮮が拘束していた米国人男性2人を解放したことを歓迎する」と報道官論評を出した。また、北朝鮮に拘束中の韓国人宣教師、金ジョンウク氏の早期解放・送還と、離散家族再会など南北間の人道問題の解決について積極的に応じるよう求めた。金氏は昨年10月、北朝鮮で逮捕され、今年5月に国家転覆陰謀罪などで起訴され、無期労働教化刑の判決を受けて服役している。
7日■政府、ミサイル防衛構築を本格化
韓国政府は、米国から地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を導入し、韓国型ミサイル防衛(KAMD)体系の構築に取り組むことを決めた。PAC3は飛来する弾道ミサイルを上空で迎撃する兵器で、KAMDの中核となる。KAMDは北朝鮮の核・ミサイルの発射兆候を探知して先制攻撃するシステム「キルチェーン」と共に、韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官兼務)から韓国軍への有事作戦統制権の移管に必要だ。韓米は、2020年代初めまでのKAMDとキルチェーン構築を有事作戦統制権移管の条件とすることで合意した。
6日■金大中氏夫人の訪朝を本格推進へ
故金大中元大統領夫人、李姫鎬氏の訪朝準備が本格的に推進される。統一部は、金大中平和センターから提出された北朝鮮住民との接触届けを受理した。訪朝申請も前向きに検討する。同センターは届けが受理されたことを受け、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋委員会と訪朝時期などを協議する。同センターは金元大統領が生前に設立した人権団体で、夫人が理事長を務めている。