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2014/12/05

<週間ダイジェスト>11月27日~12月3日

3日■17番目の海軍ミサイル艇が就役

 海軍第5戦団は、慶尚南道昌原市の鎮海軍港で17番目のミサイル艇「イビョンチョル」(450㌧)の就役式を行った。同艇はSTX造船海洋が建造し、今年4月に進水式を行った。来年初めに実戦配備される。同艇はベトナム戦争で戦死したイ・ビョンチョル上士にちなんで命名された。今後、沿岸や港湾の防衛、哨戒作戦などの任務に就く。艦対艦誘導弾などを搭載している。

2日■ロシア極東沖で韓国漁船が沈没

 釜山の水産食品メーカーのトロール漁船がロシア極東のベーリング海で沈没し、生存者の捜索を続けていると発表した。沈没した「501オリョン」(1753㌧)は水産食品メーカーの思潮産業が所有するスケソウダラ用トロール漁船で、1日に西ベーリングで操業中に沈没した。乗組員のうち、外国人7人(ロシア人1人、フィリピン人3人、インドネシア人3人)と韓国人1人が救助された。死者は12人、不明41人(3日現在)。

1日■元側近の人事介入報道を徹底捜査

 朴槿惠大統領は、青瓦台(大統領府)での首席秘書官会議で、元側近が政府の人事に介入しようとしたとの内部文書が公開されたことについて、「決してあってはならない国家の規律を乱す行為」と批判した。朴大統領の元側近で「陰の実力者」と呼ばれるチョン・ユンフェ氏が大統領府高官と定期的に会い、政府の人事に介入しようとしたとする青瓦台の内部文書が報じられたもの。朴大統領は、検察に徹底した捜査を求めることで、事態の早期沈静化と国政の正常化を促したいとしている。

30日■韓日中文化大臣会合で共同声明

 韓国、日本、中国の3カ国は横浜で文化大臣会合を開き、文化協力の具体的な実践策を盛り込んだ共同声明を採択した。3カ国は声明で、東アジア文化都市交流や芸術家交流・育成、文化施設・文化機関交流、文化産業交流、文化遺産保護協力などを拡大していくことに合意した。さらに2015年の東アジア文化都市として、韓国の清州市、日本の新潟市、中国の青島市をそれぞれ選定し、国別の文化都市イベントや交流イベントを推進することにした。

29日■文化財返還のための新機関設置を

 金鍾徳・文化観光部長官は日本の下村博文文部科学相と会談し、下村文部科学相が長崎県対馬市の寺から韓国人が盗んだ仏像について言及した際、金長官は「同問題だけでなく、日本側が韓半島から不法に持ち出した文化財についても議論すべきだ」として、そのための機関の設置を提案した。金長官は、海外に持ち出された韓国の文化財の43%に当たる約6万7000点が日本にあるとして、ユネスコの協約に基づいて、日本にある韓国の文化財の目録と取得経緯などを明らかにすべきと指摘した。

28日■揚陸艦「天王峰」海軍に引き渡し

 防衛事業庁は、次期揚陸艦「天王峰」(4500㌧)の一番艦が海軍に引き渡されたと発表した。同艦は2011年10月に韓進重工業で建造が開始され、海軍による試運転や運用試験評価を経て、国防技術品質院の品質保証を獲得した。来年半ばごろに実戦配備予定。最大速度は23ノット(時速42・5㌔)で、乗組員は約120人。上陸軍約300人のほか、揚陸艇3隻や戦車などを搭載できる。

27日■ロシアの極東発展相が韓国訪問

 韓国企業が参加する北朝鮮・羅先経済特区とロシア極東沿海地方のハサンを結ぶロ朝物流協力事業が本格化する中、ロシアのガルシカ極東発展相が訪韓。統一部、産業通商資源部などの関係者と経済協力問題などを協議した。双方はロ朝物流協力事業のテスト輸送として行われている、ハサンと羅津港間の石炭輸送作業について評価し、今後の進展について、具体的に意見を交わした。