4日■与党、改憲国民投票は「時期尚早」
与党セヌリ党は、最大野党・新政治民主連合の禹潤根・院内代表が来年4月の総選挙で改憲を国民投票にかけることを提案したことに対し、「次期尚早」と慎重な姿勢を示した。セヌリ党は、今は改憲でなく経済再生に国力を集中させなければならない時期とした上で、現在開会中の臨時国会が、国民生活の安全と経済活性化を議論する国会となるよう野党に協力を促した。
3日■軽攻撃機FA50のペルー輸出推進
韓国軍関係者は、「韓国製の軽攻撃機FA50のペルー輸出を推進している。(総額)10億㌦(約1173億円)規模でFA50、24機のペルーへの輸出を打診した」と明らかにした。今月中にペルー側に入札提案書を提出する計画だ。今年下半期に機種選定が予定されており、韓国のほかにロシアのYAK130、イタリアのM346、中国のL15なども入札に参加するとみられる。FA50を製造する韓国航空宇宙産業(KAI)は、12年11月にペルー空軍練習機交換事業を受注。初等練習機KT1、20機を2億㌦で供給する契約を結んでいる。
2日■セヌリ党新院内代表に「非朴槿惠派」
与党セヌリ党は国会議員による総会を開き、新院内代表に国会国防委員長を務める劉承旼議員を選出した。劉氏は朴槿惠大統領の地盤である慶尚北道・大邱出身で、韓国開発研究院(KDI)の先任研究委員を務めた。2000年にハンナラ党(現セヌリ党)のシンクタンクである汝矣島研究所長に起用され、その後政界入りした。当初は朴槿惠派であったが、意見の違いなどで現在は非朴槿惠派といわれる。
1日■海軍、潜水艦司令部創設を発表
海軍、潜水艦の作戦や教育訓練、整備などを指揮する潜水艦司令部を創設したと発表した。海軍は92年にドイツから初の韓国潜水艦を導入してから、23年後に潜水艦司令部を創設した。米国、日本、フランスなどに続き世界で6番目。司令部は第9潜水艦戦団を拡大・再編し、慶尚南道の鎮海に創設された。水上戦力(艦艇)を中心とする第1、2、3艦隊司令部と同等で、司令官には海軍少将が就く。海軍は、「韓半島全域でより効率的な水中作戦能力を持つようになった」と説明した。
31日■韓日中外相会談開催へ日程調整
韓国、日本、中国は、約3年ぶりとなる3カ国外相会談を開くことで合意し、具体的な日程の調整に入った。韓日中3カ国外相会談は、3カ国の協力と関係発展のため07年から毎年持ちまわりで開かれていたが、歴史認識や領土問題などをめぐって韓日、日中の関係が冷え込んだため、12年以来開かれていない。尹炳世・外交部長官は、ことし上半期中に、韓日中外相会談が開催されるとの認識を示した。
30日■朴大統領支持率、就任後最低29%
韓国ギャラップの調査結果によると、朴槿惠大統領の支持率は前週から1ポイント下落して29%で、就任後最低となった。同調査は、全国の成人男女1009人を対象にアンケート形式で実施。年代別では、20代が13%で最低、30代が18%、40代が20%、50代が34%、60代以上が55%。不支持の理由は「意思疎通不足」と「税制改正案」がそれぞれ16%で最多、次が「人事問題」(14%)、「公約の実践が不十分」(9%)、「経済政策」(8%)、「国政運営が円滑でない」(6%)など。
29日■北に海洋観光資源合同調査提案へ
海洋水産部は、北朝鮮に海洋観光資源開発の合同調査を提案する方針と発表した。同部は、「中国などアジアの観光客を誘致するため北朝鮮の海洋観光資源を開発し、観光商品やインフラ整備を進める必要がある」と説明した。同事業は、南北当局による合同調査を経て海洋観光エコツアー商品を開発し、黄海周辺の無人島を「平和島しょ」に指定して共同開発を進めるもの。