11日■エボラ熱救護隊支援、第3陣出国
エボラ出血熱の対応支援のため、西アフリカのシエラレオネに派遣される韓国の緊急医療救護隊をサポートする政府支援隊の第3陣が、現地に向け出発した。外交部、国防部、韓国国際協力団(KOICA)などの関係者で構成され、韓国の救護隊が活動しているエボラ熱治療センターを運営するイタリアの非政府組織(NGO)と連携して、救護隊の活動を支援する。今回派遣される緊急医療救護隊第3陣の活動を最後に、韓国の支援は終了する。
10日■軍トップにサイバー作戦管轄権
政府は、国軍サイバー司令部令の改正案を閣議決定した。国防部直轄部隊である国軍サイバー司令部のサイバー作戦を、国防部長官の命令で軍制服組トップの合同参謀本部長が指導・監督を行う。また、合同参謀本部職制令の改正案も決議された。合同作戦のシミュレーションなどの業務を遂行する分析実験室を、合同参謀本部特別参謀部の下に設置する計画だ。
9日■政府、北のミサイル発射に断固対応
統一部の林丙哲・報道官は、(北のミサイル発射について)「挑発には断固対応する。一方で南北間の対話と協力を通じ、信頼を築いていくとの『韓半島信頼プロセス』を一貫して堅持していく」と述べた。北朝鮮は8日午後、短距離戦術ミサイルとみられる発射体5発を東海側に向けて発射するなど、軍事訓練を強化している。林報道官はまた、韓国戦争で生き別れた離散家族の再会を早急に実現できるよう、北朝鮮が韓国の対話提案に応じるよう求めた。
8日■新政治民主連合・新代表に文在寅氏
最大野党の新政治民主連合はソウル市内で全国代議員大会を開き、新代表に文在寅・国会議員を選出した。文氏は盧武鉉政権で大統領秘書室長などを務め、党公認候補として12年の大統領選挙に出馬したが、与党セヌリ党の朴槿惠候補に敗北した。代表選は、文氏と金大中元大統領の側近、朴智元・国会議員との接戦となったが、文氏が勝利した。文氏は来年の総選挙に向け、党内をまとめることが急務となる。
7日■韓米外相、対北朝鮮で連携確認
ミュンヘン安全保障会議に出席するためドイツを訪問中の尹炳世・外交部長官は、ミュンヘンでケリー米国務長官と会談し、北朝鮮核問題への対応や朴槿惠大統領の年内訪米などを協議した。両氏は、北朝鮮問題などへの対応で、両国間の協力が緊密だと評価し、今年も2カ国および多国間レベルの政策調整と協力を、持続的に強化することで一致した。尹長官は「韓米間の完璧な連携状況を反映している」と評価し、年内に朴大統領が訪米する予定と述べた。
6日■統一部長官、李回顧録に不快感
柳吉在・統一部長官は、南北当局間の秘密接触などを公開した李明博前大統領の回顧録について、「知っているとしても、洗いざらい言うべきではない」と、不快感を示した。今月初めに出版された李氏の回顧録では、北朝鮮が南北首脳会談の開催を提案し、その見返りとして大規模な経済支援などを求めたという内容が盛り込まれている。これについて北朝鮮の祖国平和統一委員会は、「北と南の接触過程をねじ曲げた」と反発している。
5日■連続テロのエジプトに哀悼の意
政府は、エジプト東部シナイ半島で先月末、過激派組織「イスラム国」を支持する武装集団によるテロ事件が相次いで発生し多くの犠牲者が出たことについて、哀悼の意を表した。政府は、エジプト政府と遺族に深い哀悼の意を表すとともに、「テロ行為はいかなる理由でも正当化できないとの立場をあらためて表明する。エジプトが早急にテロ行為を根絶し、治安と安定を確保して国家発展にまい進できることを望む」とコメントした。