25日■国防部、米迎撃システム導入せず
韓民求・国防部長官は、米国が検討しているとされる最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備について、「米国政府が韓国政府に要請したことはなく、(米国側と)協議したことも、導入する計画もない」と述べた。THAADの韓国配備については、中国が警戒を強めている。中国の常万全国防相は、先日行われた韓長官との会談で、THAADの韓国配備に懸念を表明した。
24日■平壌マラソンに外国人参加を禁止
北朝鮮はエボラウイルスの感染を食い止めるため、4月に平壌で行われる国際マラソン大会への外国人選手の出場を禁止することを決定した。北朝鮮は昨年10月から、エボラウイルスの拡大を防ぐため、外国人観光客の訪朝を禁じている。平壌国際マラソン大会は今年で28回目を迎える。これまで外国人の参加率は低かったが、昨年からはマラソンを観光と連携させており、昨年の同大会には27カ国から約200人の外国人が参加した。
23日■エボラ熱緊急救護隊第2陣が帰国
エボラ出血熱の対応支援のため西アフリカのシエラレオネに派遣された緊急医療救護隊の第2陣が活動を終えて帰国した。第2陣は医師4人と看護師5人の9人で構成され、先月26日からシエラレオネの首都フリータウン近郊のエボラ熱治療センターで患者の治療や血液採取、投薬などを行ってきた。帰国後、ウイルス潜伏期間の3週間、韓国内に設けられた施設に隔離され、感染症状が出なければ日常生活に戻る。現時点で異常が見られる人はいない。
22日■国旗掲揚へ関連法令改正を検討
政府は国旗「太極旗」の掲揚を促すために、関連法令の改正を検討している。改正案には、役所や学校などでの広報活動を強化すること、現在、区役所や住民センターで販売している「太極旗」を、マンションの管理事務所でも委託販売できるようにする、大型マンションの入り口に国旗掲揚台を作ることなどが盛り込まれている。民間の企業には、顧客への景品として「太極旗」を贈るよう促す方針だ。
21日■インドネシア、金第1書記を招待
インドネシアが、4月下旬に開かれるアジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議に北朝鮮の金正恩第1書記を正式に招待した。1955年にインドネシアのバンドンで初めて開かれたアジア・アフリカ会議は、反帝国主義・反植民地主義の下に「平和十原則」を決議。これまでに金日成主席、金正日総書記が出席したことがあり、金第1書記出席の可能性もある。今年は4月22、23の両日にジャカルタで同会議が開かれ、24日にバンドンで60周年記念関連行事が開かれる。
20日■韓日米ミサイル防衛システム評価
韓国、日本、米国の3カ国が相互運用する地域ミサイル防衛システムの開発について、国務省のアニタ・フリード軍縮局首席副次官補は、東京国際関係研究所が東京で開いた国際会議で演説し、「韓日米3カ国が相互運用する地域ミサイル防衛システムの開発が、北朝鮮の脅威に対応できる重要なポイントだ。昨年12月に3カ国が軍事情報の共有に向けた覚書を締結したことを高く評価する。3カ国の協力の枠組みをさらに拡大深化させることを期待する」と強調した。
19日■李完九国務総理、金大中夫人訪問
新しく就任した李完九国務総理は、旧正月を迎え、故金大中元大統領夫人の李姫鎬女史をはじめ、全斗煥元大統領、金鐘泌元国務総理を相次いで表敬訪問した。李姫鎬女史への表敬訪問では、「2000年の第1回南北首脳会談の際、私は国会議員として金大中大統領(当時)に随行した。現政権では南北関係の改善に努めたい」と述べるなど、南北関係改善に意欲を示した。夫人は、就任を祝うメッセージを伝えた。