12日■韓米両軍が火力撃滅訓練を開始
韓米両軍が、北朝鮮の挑発に対抗するための「統合火力撃滅訓練」を開始した。光復70周年に合わせて実施される同訓練には、最新兵器が動員される。京畿道・抱川の陸軍訓練場で今月末まで4回に分けて行われる。両軍47部隊から合わせて約2000人の兵士が参加する。韓国軍の主力戦車K2や機動ヘリコプター、戦闘機などが動員される。米軍はブラッドレー装甲車やヘリコプター「アパッチ」を投入する。
11日■次期護衛艦「光州」の進水式開催
海軍の6番目の次期護衛艦(FFG)「光州」の進水式が、慶尚南道・昌原のSTX造船海洋で行われた。同艦は現在、東海や黄海、南海沖で運用中の護衛艦(FF)と哨戒艦(PCC)の後続戦力で、20年半ばまでに20隻余りが建造される。3次元レーダー、対空・対艦ミサイル、音波探知機(ソナー)や魚雷音響対抗システムなどを備え、海上作戦ヘリコプターも運用できる。同艦は試運転やテスト評価を経て17年初めに実戦配備される。
10日■韓国軍、北向け拡声器放送を実施
北朝鮮が韓国側の非武装地帯(DMZ)に木箱入り地雷を埋め、韓国軍の将兵2人が重傷を負った事件を受け、国防部関係者は、「北は、正常な軍隊では考えることもできない卑劣な行為を行った。わが政府も相応の措置を取るべきだ」として、一部の最前線地域で拡声器放送を始めた。拡声器放送は自由民主主義体制の優越性、北朝鮮政権の実情、人権弾圧、世界のニュース、天気予報などの内容で構成され、心理戦の効果を極大化するため不定期に行う方針。
9日■李姫鎬女史、金正恩氏と会えず
北朝鮮を訪問した故金大中・元大統領夫人、李姫鎬氏は訪朝中に金正恩第1書記との面会を要請したが、実現しなかったことが関係者の証言でわかった。李氏は5日午前にソウルの金浦国際空港を出発しチャーター機で平壌入り。小児科や産婦人科の病院、児童施設、妙香山などを訪問し、8日に韓国に戻った。李氏の訪朝は、11年12月に金正日総書記の弔問のため平壌を訪れて以来、3年7カ月ぶりだった。
8日■韓国国民7割「政府信頼しない」
経済協力開発機構(OECD)の報告書によると、韓国政府に対する国民の信頼度は34%(14年)で、調査対象の41カ国のうち26位だった。韓国政府に対する信頼度34%は、国民10人のうち、約7人が政府を信頼していないことを意味する。OECD平均の41%を下回り、インドネシア(65%)、トルコ(53%)、エストニア(41%)、ブラジル(36%)より低い。韓国は司法制度の信頼度でも27%(13年)と、42カ国のうち39位だった。OECD平均は54%。
7日■ASEAN外相会議で非核化声明
東南アジア諸国連合(ASEAN)は、クアラルンプールで4日に開催された外相会議の共同声明を発表した。声明では、「平和的方法を用いた完全かつ検証可能な朝鮮半島の非核化や、南北統一のための道を整える6カ国協議の早期再開、持続的な南北対話のために必要な環境づくり」を強調した。声明では、北朝鮮の弾道ミサイル発射などへの懸念や、最大の懸案だった南シナ海情勢に関しても「深刻な懸念」を表明した。
6日■在韓米軍が烏山基地実験室を公開
在韓米軍司令部は、米陸軍の研究施設が生きた炭疽菌のサンプルを誤送付した問題と関連して、平澤の在韓米軍烏山空軍基地内にある実験室を公開した。米国防総省は5月27日、生きた炭疽菌のサンプルを誤って烏山基地に送付したと発表していた。「生物識別検査室」は烏山基地の病院の外れにあり、「危険」「警告」と表示された扉を開くと、縦6㍍、横4㍍の検査室が現われる。検査室の壁面には、「JUPITR」というプログラム名が書かれている。