30日■中谷防衛相、10月の訪韓見送りへ
日本の中谷元・防衛相が、10月初めに計画していた韓国訪問を取りやめた。中谷氏は慶尚北道聞慶市で開かれる「世界軍人体育大会」(2~11日)期間中に韓国を訪問する意向を国防部に伝え、同部は日本側と日程を調整していた。しかし、国防部関係者は、「中谷防衛相は韓国訪問を希望していたが、代わりに原田憲治防衛政務官が訪韓することになった。来月初めの内閣改造など日本政府の事情で変更されたようだ」と説明した。
29日■韓米日外相会談、北の挑発けん制
尹炳世・外交部長官と米国のケリー国務長官、日本の岸田文雄外相が米ニューヨークで会談し、北朝鮮の威嚇をはじめとする世界的な問題について認識を共有した。北朝鮮が来週、人工衛星打ち上げと称して事実上の長距離弾道ミサイルを発射したり、4回目の核実験を強行したりする可能性があることに懸念を示し、北朝鮮が実際に挑発した場合は、強力に対処することで一致した。韓米日の外相会談は昨年8月以来。尹長官は、「北の威嚇に対する懸念と対応策を共有した」と明らかにした。
28日■尹元外相、「韓米中は北と対話を」
盧武鉉政権で2000年代初めに外相を務めた尹永寛ソウル大学校教授は、米メリーランド州ボルチモア市のジョンズ・ホプキンス大学の韓米研究所で開かれたセミナーで講演し、「北の核問題をめぐる韓国、米国、中国の3カ国の政策が融合する動きをみせている。3カ国は、ただ座って待つ『戦略的忍耐』政策から脱皮して、緊密な協力のもとで北が核開発意欲を放棄するよう対話を始めるべきだ」と強調した。
27日■韓国軍、小型無人機迎撃研究着手
防衛事業庁が、北朝鮮の小型無人機をレーザーで迎撃できる体系開発の研究を進めている。現在は小型無人機が空中で識別されれば、空軍戦闘機が出撃して騎銃射撃を加えたり、地上からバルカン砲などで対応している。防衛事業庁は高品質の「ファイバーレーザー」の研究にも着手する計画だ。防衛事業庁は先進国の開発事例を考慮し、レーザー関連の核心技術に関する開発ロードマップを12月までに作成する。
26日■北抑留の韓国人4人の釈放求める
統一部は、北朝鮮が抑留している韓国人4人を直ちに釈放するよう求める声明を再び出した。同声明は「在米韓国人留学生の朱元文さんら4人の韓国人が、本人の意思に反して長期間、北に抑留されていることを遺憾に思う。家族が一堂に会する秋夕がやってきたのに、4人の家族は連絡も取れないでいる」と、抑留している韓国人4人を速やかに釈放することを求めるとともに、家族や韓国政府当局者、弁護士らと面会できるよう求めた。
25日■大統領府、戦闘機開発事業調査へ
青瓦台(大統領府)は、防衛事業庁に対し、韓国型戦闘機(KFX)開発事業に関する資料の提出を要求した。青瓦台報道官は記者団に対し、「民政首席秘書官室で防衛事業(KFX事業)の事実関係を確認すべきか検討している」と説明した。青瓦台民政首席秘書官室の調査でKFX事業に失策や不正などの疑いが出た場合、検察や警察、国家情報院などへの調査に発展することもあり得る。全面的な調査になれば、事業への悪影響は避けられない。
24日■北、韓国議員の開城団地訪問拒否
国会外交統一委員会の所属議員らが北朝鮮との経済協力事業である開城工業団地を訪問する予定だったが、北朝鮮がこれを拒否した。同委員会の議員らは10月5日に同団地を訪れ、韓国企業の施設稼働状況や北朝鮮労働者の勤務環境などを点検する予定だった。委員会関係者は「委員会が北の人権法に関する議論に着手したためだと思われる」と説明した。