28日■韓国型戦闘機開発事業団年内発足
韓国型戦闘機(KFX)開発事業を総括する「韓国型航空機開発事業団」が年内に発足する。国防部関係者は事業団について、「KFX事業の成功のため、防衛事業庁直属機関として設置する」との方針を明らかにした。年内に発足する事業団は、KFXの技術開発などの事業全般を指揮する。
27日■東南アジアで北が投資呼びかけ
李龍男・対外経済相を団長とする北朝鮮の経済代表団約10人がベトナムで投資説明会を開き、各地の経済開発区など紹介し投資を要請した。しかし、ベトナムは北朝鮮の経済政策や投資収益の不確実さなどを理由に投資を拒んでいる。今回もベトナム企業は北朝鮮の投資要請に色よい返事をしなかったという。
26日■機動訓練に米原子力空母参加
韓国と米国の海軍は、東海上で連合作戦遂行能力と相互運用性の強化を図るための連合海上機動訓練を開始した。4日間の訓練には、米軍の最新鋭原子力空母「ロナルド・レーガン」を含む艦艇5隻と航空機が参加。韓国海軍はイージス艦「世宗大王」をはじめとする艦艇約20隻と海上哨戒機P3など陸海空軍の航空機を投入した。
25日■大統領府新報道官に元キャスター
朴槿惠大統領は、青瓦台(大統領府)の報道官に放送局MBCの元キャスター、鄭然国氏(54)を任命したと発表した。前報道官の閔庚旭氏は来年4月の国会議員総選挙への出馬を予定しているとされ、今月5日に辞意を表明していた。鄭氏はMBCの時事制作局長として、同局の看板討論番組「100分討論」の司会を務めてきた。
24日■境界線侵犯の北朝鮮船に警告射撃
韓国軍は、黄海上の南北軍事境界線と位置付けられる北方限界線(NLL)に近い延坪島の東沖で、NLLを越えた北朝鮮の漁業取締船に対し警告射撃を行った。5発の警告射撃を受けた漁業取締船はNLLの北方に戻った。北朝鮮船がNLLを数百㍍侵犯したため、韓国海軍の高速艇が接近し、警告のため40㍉機関砲を5発発射した。
23日■北に対話呼びかけ「いつでも用意ある」
6カ国協議の韓国首席代表を務める黄浚局・外交部韓半島平和交渉本部長は、ソウルで開かれた国際会議で、「南北が直接会って核問題を協議しなければならない」と述べ、「いつどこでも北側の核問題担当者と会う用意がある」と表明した。黄本部長の発言は、8月の南北合意に基づいた南北当局会談の開催を機に、核問題でも直接対話をするよう呼びかけたものと受け止められる。
22日■朴大統領、国定歴史教科書の必要性強調
朴槿惠大統領は、青瓦台(大統領府)で与野党の執行部と会合し、「正しい歴史教科書を作ろうとする努力が政治的な問題に変質した。国民統合のため、正しく、誇らしい歴史教科書が必要だ」と述べた。朴大統領と与野党の執行部は正しい歴史教育が必要との認識で一致したが、韓国史教科書を現行の検定制から国定化する問題では意見の相違があったという。