13日■北朝鮮無人機が軍事境界線侵犯
合同参謀本部は、京畿道坡州市の都羅山観測所がある南北軍事境界線近くに午後2時10分ごろ、北朝鮮の無人機とみられる物体が接近し、警告射撃を行ったことを明らかにした。韓国軍は戦闘機も出撃させたが撃墜できなかった。無人機は警告射撃を受けて北朝鮮側に戻った。軍事境界線を数十㍍侵犯した。韓国軍は地上で無人機を操縦する北朝鮮軍に聞こえるよう、警告放送を行い、北朝鮮地域に機関銃約20発の警告射撃を行った。
12日■元慰安婦訪問、日本との合意説明
旧日本軍慰安婦問題の韓日合意をめぐり、慰安婦被害者や市民団体の反発が続くなか、政府は被害者と個別に接触している。外交部関係者は支援団体の施設ではなく別に暮らしている慰安婦被害者を訪ね、韓日合意の内容などを説明している。政府は韓日合意翌日の昨年12月29日、外交部第1次官を市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)の施設に、同部第2次官をソウル郊外の施設「ナヌムの家」にそれぞれ送り、合意について説明した。
11日■開城工業団地滞在を必要最小限に
政府は南北経済協力事業を行う北朝鮮・開城工業団地への往来と同団地の滞在制限をさらに強化する。政府当局者は、「(開城工業団地の)入居企業と協議し、団地を出入りする人員を当分は必要最小限に抑えることにした」と発表した。韓国軍が拡声器を用いた北朝鮮向け宣伝放送を再開したことから、最前線一帯で緊張感が高まっており、国民の安全を期すための措置を取ることになったと説明した。
10日■米爆撃機B52を韓半島に展開へ
核ミサイルで武装した米軍の戦略爆撃機B52が、韓半島上空に展開した。北朝鮮の核実験実施から4日後という早い展開で、韓国と米国が北朝鮮の核実験を重大な挑発と認識しているものだ。B52はグアムのアンダーセン空軍基地を出発し、ソウル近郊の在韓米軍烏山空軍基地上空に到達。烏山基地上空で韓国空軍の戦闘機F15Kと在韓米軍のF16の護衛を受け、基地上空を通過した。
9日■安哲秀氏の新党名「国民の党」に
昨年12月に韓国最大野党、新政治民主連合(現在の「共に民主党」)を離党した安哲秀国会議員による新党の名称が、「国民の党」に決まった。創党実務準備団は1日から6日まで国民から党名を募集し、党名選定委員会が1万4289件の応募の中から党名を選んだ。準備団の李泰珪団長は党名について、「国民のための政治を行うという国民との約束であり意志の表明」と話した。
8日■韓国軍が対北宣伝放送を再開
韓国軍は北朝鮮の4回目核実験への対抗措置として、最前線部隊11カ所で拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を全面的に再開した。宣伝放送は昨年8月、北朝鮮軍が南北軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)に埋めた地雷で韓国軍兵士が重傷を負った事件への報復として11年ぶりに再開されたが、南北の緊張緩和に向けた同月末の南北高官協議での合意を受けて中止されていた。宣伝放送は対北朝鮮心理戦のFM放送「自由の声」を流すもので、軍は施設ごとに1日2~6時間放送する。
7日■米大統領、慰安婦問題妥結を評価
オバマ米大統領は、朴槿惠大統領と電話会談し、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる韓国と日本の交渉が妥結したことについて、「正義のある結果を得た朴大統領の勇気とビジョンを高く評価する」と述べた。オバマ大統領は北朝鮮の4回目の核実験を受けて、朴大統領と対応策を議論する中で慰安婦問題にも言及した。オバマ大統領は、「慰安婦交渉の妥結は北朝鮮の核実験という共同の挑戦に対する韓国と米国、日本の対応能力を強化するものだ」と強調した。