16日■韓中が暫定措置水域で共同巡視へ
海洋水産部は、韓国と中国の漁業指導船が18~24日に中国の違法漁船の拠点海域である黄海の韓中暫定措置水域で共同巡視活動を行うと発表した。両国の指導船は、両国漁船が相手国の許可なしに操業できる暫定措置水域を共に巡視して、自国の違法漁船を取り締まる。両国の指導船共同巡視は、13年6月の韓中首脳会談での合意を受け14年12月に初めて行われ、今回で5回目となる。
15日■政府ロゴ、5月から太極文様に統一
文化体育観光部は、中央行政機関のロゴマークが5月から、太極文様をモチーフにしたものに統一されると発表した。新たなロゴマークにあしらわれる太極文様は、躍動的で開かれた形を成す。青は生命、赤は躍動、白は光を意味し、国民と世界、未来へ向かう進取的な韓国を表現する。これまで中央行政機関はそれぞれ別のロゴマークを使っていたが、国民の認知度は低かった。ロゴマークの統一により予算や行政上の無駄も解消されると見込まれる。
14日■児童虐待の通報件数、昨年1万9209件
中央児童保護専門機関によると、昨年の児童虐待の通報件数は1万9209件で、14年に比べて7・9%増加した。これについて中央児童保護専門機関は、「昨年導入された児童虐待犯罪の処罰などに関する特例法によって、児童虐待の通報を犯罪の通報と同じく、112番で受け付けられるようになったことが影響していると考えられる」と説明した。一方、専門家は、15年12月末現在、韓国国内の児童保護機関が56カ所で、相談員や心理療法士は583人と、人員不足が深刻な状態であると指摘した。
13日■米原子力空母、韓米軍事演習参加
韓米合同軍事演習「キー・リゾルブ」に参加するため、米国の原子力空母「ジョン・C・ステニス」が釜山港に入った。米国が同演習にジョン・C・ステニスを派遣したのは、4回目の核実験と事実上の長距離ミサイル発射を強行した北朝鮮に強い警告のメッセージを送り、韓国への挑発をけん制するためとみられる。同空母を旗艦とし、駆逐艦「ストックデール」や巡洋艦、第9航空団、第21駆逐艦戦隊などで構成されている。
12日■国連事務総長、元慰安婦と面会
潘基文・国連事務総長は、ニューヨークの国連本部で、元「従軍慰安婦」の吉元玉さんと面会した。同席した韓国の市民団体「挺身隊問題対策協議会(挺対協)が出した声明によると、事務総長は慰安婦問題に関する韓日合意について、「被害者の苦痛を軽減するために努力した点を評価した」と説明した。同合意については国連女子差別撤廃委員会やザイド・フセイン国連人権高等弁務官らが、不十分との見解を表明している。それについては言及しなかった。
11日■朴大統領支持率、3ポイント上昇し42%
世論調査会社の韓国ギャラップは、朴槿惠大統領の支持率が前週より3ポイント上昇して42%になったと発表した。不支持率は4ポイント下落の45%。支持の理由は対北朝鮮・安全保障政策(29%)、不支持の理由は経済政策(17%)がそれぞれ最多だった。次期政治リーダーにふさわしい人物を尋ねる質問では、12年の前回大統領選挙で朴大統領の対立候補だった最大野党・共に民主党の文在寅前代表が16%で3カ月連続トップを維持。次が与党セヌリ党の金武星代表で11%。
10日■北朝鮮が短距離ミサイル2発発射
合同参謀本部は同日、「北朝鮮が午前5時20分ごろ、黄海北道から江原道・元山の北側地域の東海上に短距離弾道ミサイル2発を発射した」と発表した。北朝鮮が今回発射した短距離ミサイルは「スカッド」系列とみられる。北朝鮮が短距離ミサイルを発射したのは今年に入って初めて。3日には300㍉の新型ロケット弾6発を発射していた。