20日■地震のエクアドルに70万㌦支援へ
外交部は、地震で大きな被害を受けたエクアドルに70万㌦(約7630万円)規模の人道支援を行うと発表した。外交部は「エクアドルの地震でこれまでに480人以上が死亡、230人以上が被災した。このうち4万人は緊急の人道支援が必要とされる」と説明した。また、尹炳世長官が、エクアドル外相に犠牲者に哀悼の意を示すメッセージを送ったと報告した。
19日■朴大統領、障害者技能選手団激励
朴槿惠大統領は、先月、フランスのボルドーで開かれた第9回国際アビリンピック(障害者技能競技大会)で7回目の総合優勝を達成した韓国代表選手団を青瓦台(大統領府)に招いて激励した。朴大統領は、「韓国は学歴や試験の点数などより、知識や能力を評価する能力中心社会に変わってきているが、まだ障害者は十分な機会を持てずにいる。より根本的に障害者雇用を増やすためには、韓国労働市場が能力により評価され、報酬を受けとる公正なシステムが定着しなければならない」と話した。
18日■朴大統領の支持率が31・5%に急落
世論調査会社のリアルメーターは、与党セヌリ党が惨敗した国会議員選挙後の14~15日に実施した世論調査の結果、朴槿惠大統領の支持率が前週より8・1㌽下落して31・5%になったと発表した。同社は朴大統領の就任後約3年2カ月間実施してきた週間集計で最低の数字だとした。朴大統領の不支持率は前回より7・8㌽上昇の62・3%となり、最も高かった15年2月の第1週と同水準となった。
17日■北朝鮮核施設で車両・人員数が倍に
北朝鮮・豊渓里の核実験場で活発な動きが見られるため、韓国政府と軍当局は北朝鮮が近く核実験を強行する可能性が高いとみて監視を強化している。韓国政府消息筋は、「最近、豊渓里の核施設で車両や人員、装備の活動が2~3倍に増えた」としながら、動向を注視していると伝えた。核施設の北側にある坑道付近を出入りする車両は、核実験の準備作業に当たっている技術者たちを乗せているとみられる。
16日■海洋水産部長官「船体引き上げる」
2年前に旅客船・世越号が沈没した事故現場に近い全羅南道の珍島で、政府主催の追悼式典が行われた。式典に出席した金栄錫・海洋水産部長官は、「まだ遺体が引き上げられずに行方不明のままになっている9人が家族のもとへ帰れるよう、政府は船体を切断せずに原形のまま引き上げることを約束する。また安全意識を高めるための制度の確立に力を尽くす」と述べた。政府は世越号が沈没した4月16日を、昨年から「国民安全の日」に指定している。
15日■北朝鮮が「ムスダン」発射失敗か
合同参謀本部は、北朝鮮が15日午前5時半ごろ、東海岸地域から中距離弾道ミサイル「ムスダン」とみられるミサイル1発を発射したが、失敗したとみられると発表した。北朝鮮は2007年にムスダンを実戦配備したとされるが、発射を試みたのは初めて。ムスダンは発射の数秒後、軌道に入る前の上昇段階で空中爆発したとみられる。韓米軍当局は、イージス駆逐艦を東海に派遣するなど、動向を注視していた。
14日■使用済み核燃料管理を共同研究へ
韓国と米国は、ソウル市内で韓米原子力協定の改定に伴い発足した両国共同のハイレベル委員会の初会合を開催し、使用済み核燃料の貯蔵・輸送・処分に関する共同研究を行うことで合意した。ハイレベル委は協定を履行するための組織。今回、韓米は使用済み核燃料問題について、進行中の「韓米核燃料サイクル共同研究」(JFCS)の状況を点検し中間貯蔵、永久処分、乾式再処理、海外委託処理などさまざまな対応を検討していくことで一致した。