6日■北朝鮮のダム放流、「事前通知」要求
統一部の鄭俊熙報道官は、北朝鮮が韓国を流れる臨津江の上流にある黄江ダムの放流を予告なしに行ったとする報道と関連し、本当に南北対話に関心があるのなら、北朝鮮はダム放流を事前通知するという南北間の「小さな協力」にも快く応じるべきだと述べた。黄江ダムは南北軍事境界線から北に42㌔ほど離れた臨津江の本流に位置し、貯水量は3億~4億㌧と推定される。ここから大量の水を突然放流すれば、京畿道漣川郡一帯に被害が及びかねない。
5日■在韓米軍戦友会が年内にも発足へ
韓国に勤務した経験のある米軍人らによる在韓米軍戦友会(KDVA)が、年内にも発足する。初代会長にはシャープ韓米連合軍司令官(在韓米軍司令官)が内定した。韓国戦争以降、韓国で勤務した米軍兵士は約350万人。KDVAが結成されれば、米国内最大規模の強力な韓国シンパ組織となり、韓米同盟の強化に重要な役割を担うと期待される。韓国当局もKDVA創設を実務的に支援している。
4日■政府、バングラデシュのテロ批判
政府は、バングラデシュの首都ダッカのレストランで発生したテロに関して「衝撃と憂慮を禁じ得ない。強力に糾弾する」と明らかにした。政府は外交部スポークスマン論評を通じて「今回のテロで無残に命を落とした犠牲者の冥福を祈り、遺族に深い哀悼と慰労の意を表す。テロは必ず根絶するべきだというのが韓国政府の確固たる立場」として、「今後もテロ清算のための国際社会の努力に積極的に参加していく」と強調した。
3日■日本大使館、自衛隊創設行事開催へ
在韓日本大使館は、ソウル市内のホテルで自衛隊創設62周年の記念行事を12日に開催する。次期駐韓大使の長嶺安政氏は行事後に着任するとされ、大使館の鈴木秀生総括公使が大使代理として行事を主宰する。大使館はこれまで1954年7月1日の自衛隊創設を記念する行事を毎年開いてきた。ソウル市内のホテルでの開催は3年ぶりとなる。
2日■国家情報院、正恩氏の推定体重130㌔
国家情報院(国情院)は全体会議で、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長がここ4年間で体重が40㌔以上増え、健康にも問題があると報告した。金委員長は12年に90㌔だったが、14年に120㌔、最近では130㌔に増えたとみられる。一方、金委員長の叔母で、処刑された張成澤・元国防副委員長の夫人の金慶喜氏については、「平壌郊外で特別管理を受けながら療養している。心理的、肉体的に弱まった状態だが、深刻な水準ではない」という。
1日■韓国軍、昨年スパイ4人を処罰
国軍機務司令部は、国会情報委員会の全体会議で、軍事機密を北朝鮮に提供した容疑で昨年5月にスパイ4人を処罰し、軍将兵を抱き込もうとした別の4人を捜査していると報告した。同委の与党幹事の李完永・セヌリ党国会議員が発表した。国軍機務司令部は軍事に関する情報収集や犯罪捜査を行う。李議員は「軍事機密を持ちだそうとし、軍将兵を抱き込んでスパイにしようとしたと国軍機務司令部が報告した」とした上で、「スパイ容疑者はすべて民間人だった」と説明した。
30日■黄国務総理、中国東北3省初訪問
黄教安・国務総理が、韓国首脳クラスの要人として初めて中国の東北3省(遼寧省・吉林省・黒竜江省)の一つである遼寧省の瀋陽を訪れた。北朝鮮と国境を接する東北3省には朝鮮族(中国国籍を持つ韓国系中国人)が密集して暮らしている。対北朝鮮関係や警護問題に加え、中国政府が少数民族政策に敏感なこともあり、これまで韓国の要人による訪問がかなわなかったとされる。瀋陽訪問に際しては厳戒警備が敷かれた。