27日■韓国型戦闘機へ技術移転協力協議
韓米はワシントンで、「防衛産業技術戦略協議体(DTSCG)」の初のハイレベル会合を開き、老朽化した戦闘機に代わる韓国型戦闘機(KF-X)開発に向けた技術移転問題などを協議した。韓米は共同報道文を発表し、「防衛産業の技術協力に関連した主要な外交・国家安保政策を共有した」と説明。情報共有の必要性について一致し、今後も技術協力に対する議論を発展させていくとした。
26日■尹外相「南シナ海、平和的解決を」
尹炳世・外交部長官は、ラオスの首都ビエンチャンで開かれた東アジア首脳会議(EAS)外相会議で、南シナ海問題について、「平和的かつ創造的な方法で解決されることを望む」と述べた。尹長官は中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が締結した「南シナ海行動宣言(DOC)」が重要とするASEAN諸国の立場を支持する意向を表明した。行動宣言は2002年、南シナ海の領有権をめぐる問題の平和的な解決を目指し、中国とASEAN10カ国の首脳が調印した。
25日■朝中外相、ARFで2年ぶり会談
東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議に出席するため、ラオスの首都ビエンチャンを訪問している北朝鮮の李容浩外相と中国の王毅外相が会談を行った。北朝鮮側が「関係発展について議論した」と説明したことから、双方は冷え込んでいる関係の回復を打診したとみられる。関係回復を妨げる主要因とされる核問題についても意見交換があったとみられる。
24日■尹炳世外相とスー・チー氏が会談
尹炳世・外交部長官は、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合が開かれているラオスの首都ビエンチャンで、ミャンマーの新政権を実質的に主導するアウン・サン・スー・チー国家最高顧問兼外相と会談した。スー・チー氏は「鉄道や航空、エネルギーなどのインフラ建設分野で韓国の協力を期待する」と述べた。3月末にミャンマーで政権が交代してから、韓国とミャンマーの外相会談は初めて。両氏はミャンマーの新政権発足後、両国関係が新たに飛躍する流れができつつあるとの認識で一致。高官の交流を強化することにした。
23日■朴大統領、25日から夏季休暇入り
朴槿惠大統領が25日から5日間の夏季休暇に入ると、青瓦台(大統領府)が発表した。朴大統領は大統領官邸で書類に目を通すなどして、夏休みを過ごす予定だ。休暇中に禹柄宇・民政秘書官の収賄疑惑への対応策や、労働改革など主要な国政課題の推進策について構想を練るとみられる。朴大統領は就任後初の夏季休暇となった13年には、慶尚南道・巨済の楮島に1泊2日滞在した。しかし、14年は旅客船・世越号沈没事故、15年は中東呼吸器症候群(MERS)流行などの対応のため官邸で過ごした。
22日■トランプ氏、米軍駐留経費問題言及
米共和党の大統領候補に指名されたトランプ氏は、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューでも、米国の経費負担に言及しながら海外に駐留する米軍の撤退をちらつかせた。トランプ氏は外交・安保構想として米国第一主義を掲げ、韓国をはじめとする同盟国が米軍駐留経費を適正に分担するための交渉に応じなければ米軍撤退もあり得ると繰り返してきた。
21日■北が釜山狙ってもサードで迎撃可
軍消息筋は、北朝鮮が黄海北道・黄州から中距離弾道ミサイルのノドンを高角度で発射し、射程を600㌔に縮めて釜山を狙うことを想定してシミュレーションした結果、ノドンが星州上空を通過する時点で高度が100~150㌔になり、高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)の迎撃高度(40~150㌔)に入ることを確認したと伝えた。